今日は、朝から天気もいいし、暖かかったので、思い切って前から行きたかったとこへGO
大阪古書会館のモダン古書展へ主に戦前の本を出品してます。
実は、私、古書好きなんです。ブックオフとかのじゃなくて、ほんまの埃かぶって、破れたような昔のが好き。
時々は、大阪の古書店行くのですが、重いし、割りにネットで購入。でも、やっぱ色々、手にとって見たいし。
地下鉄の谷六(谷町6丁目駅)で、降りて、5分くらい。もう、近づくにつれ、なんかそこを目指すおじさんの熱い熱気が感じられます。若い男性皆無。一人、妙齢な女子がいてたが、今風では、ありません。オバは、私とあと一人。すごい人。そして、熱く、熱心に、はっきりいってイッチャッタ目の人多し。
絵葉書やら、本、昔の地図、観光施設の入場券、映画ポスター、引き札(今でいう商品CMのポスター)もう、私、夢見心地です。でも、私の大敵、ハウスダストも、いっぱい。段々、目はかゆくなる、くしゃみは出る。
で、これを買いました。
「サンデー毎日」は、昭和12年のもの。やっぱ、戦争中ですからね、話題も戦争関連多し。ヒットラーとムッソリーニの握手の写真とか会談模様が出てます。林芙美子の連載小説や今では、全く知られなくなった作家やエッセイストの作品もあります。超ラッキー
「週刊朝日」は、大正11年のもの。白木屋の火事(現東急デパ、しかしそれもなくなった)片岡千恵蔵の新作の話題など。
「級長の探偵」は、なんとあの川端康成の童話なのです。昭和11年発行で、すごい新品。きれい。中央公論社から出てます。
「文藝春秋 漫画読本」は、昭和33年12月号。私の生まれたときのです。中には、岡部冬彦とかキノトールとか、懐かしい名前がいっぱい。
「文藝春秋デラックス 人物・日本プロ野球」は、昭和52年のだから、まだ新しいけど、子供が喜ぶかなと思ってさっき、予備校から帰りキャーキャー言ってみてます。しかし、死んだ人が多い。
もう、本が重くて、デパ地下よれず。大阪駅構内で、チーズケーキを買いました。スティック状のです。オレンジ味とチェリー桜味です。
やっぱ、行ってよかった、古書展。もう、幸せです。思えば私が古書好きになったのは、小さいとき、家に新聞の縮刷版があったから。もう、明治時代のからの。だから、例の「阿部定事件」も小学生から、知ってましたよ。
でも、この古書、夫に言うとかな、ゴミと間違えられるのは、確実です。どこまでも、趣味の合わない夫婦です。