穂村弘は、歌人なんだけどそのエッセイもなかなかおもしろくて、よく読む。これは、「恋愛」に関するエッセイ集です。(まあ、関係ないっちゃない私なんだけど。一応、女子のはしくれなんで)
作者自身の体験や考えがたくさん。「あのときああ言っていたら」とか「今度はこうしよう」とか延々とシュミレートし続けた果ての結果?
恋につきものの「ときめき」は、持続しないから、それをいかに長い間持続させるかとかね。
このエッセイを読んでなるほどと思ったのが、「さかのぼり嫉妬」相手の過去にやきもちを焼くこと。人間が抱く感情の中で、もっとも不毛なもののひとつって。そうやね。そのとうり。
年齢や経験の変化によって、恋愛の位相は変化していくとか。確かに、恋愛に限定しなくても、年齢や経験を経ることによって、許容範囲が広くなるというか、「まあそんなもんでしょ」とか、「まあええか」って。だから、若い時には考えられないことや許せないことでも、OKになっていく。なんだか、なんでも来い状態かも恐いわ。
息子がいなくなったとたんに、このような熟年夫婦メニューに。↑は、関西の夏の定番「鱧の落とし」が。私は、梅だれより、辛子酢味噌が大好きです。
↑は、先日のフルーツケーキに入れるフルーツを細かく刻んだもの。こないだは、急やったし、ブランデーにあまり漬けることができなかったの。だから、お酒も控えめやし、甘めに焼いてしまった。子供向けやった(大学生やけど)今度は、ちょっと数日漬けといて、ラム酒もホワイトやなくて、ダークのほうを使うつもり。大人向けにね。あまり甘くないほうがいいみたいなんで。
この漬けたのを見ると、私が子供の頃、母が同じように何日も漬けてて、弟と二人で、つまみ食いして怒られたのを思い出す。後、バニラエッセンスが、あまりにも甘くておいしい香りなんで、なめて、えらい苦かったとか。そんなことばかり、子供のころからやってました。