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名古屋城内に平成30年の完成予定で本丸御殿の復元工事が行われています。
すでに完成した部分は公開中。
昔の工法での復元ですが・・・外から見る限り真新しい壁や柱は舞台装置のような気がして
今迄中に入ってまで見る気になりませんでした。
その御殿の一部が展覧会場として解放されていて今回、知合いの方が所属されている
日本刺繍の会の展覧会があると聞き出かけてみました。
ちょうど雨の止み間にお城に入ると朝から人の列が続いていました。
本丸御殿は戦災で焼けてしまいましたが、襖絵などは取り外されて保存してあったため戦災を免れ
今回の御殿復元の際にも正確な模写を飾ることが出来ました。
御殿に入る前に注意が色々。外国の方や若い日本人にも丁寧な説明は大切な事だと思えました。
白木の柱、床、金具、畳、は昔のままの材料で作られ、素手で触れたりカメラのフラッシュは厳禁です。
出来るだけ昔のままなので灯りも少なく暖冷房、トイレも無し。
外から見るのとは違い、白木の美しさ、そこに映えるきらびやかな襖絵は当時の華やかさを実感できるものでした。
その一室での日本刺繍展覧会はデザインも色もとても素晴らしく着物、屏風仕立ての物、バックなど、
御殿と雰囲気があっていて、外国の方達も興味深そうに次々写真を撮っていました。
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この御殿が参観できるようになったばかりの頃、私の姉が出かけて「参観者が素足で歩いている」と
ビックリ・・・白木の床は素足では汚れるのです。
すぐに市議さんを通じて市役所に対策をお願いしたところ・・・それだけではないでしょうが・・・
早速スリッパが用意されたと連絡が入って、姉は「安心したがね・・・」と。
姉は木曽檜の材木屋さんだったことがあるので、折角の檜の御殿が汚れるのがたまらなかったようです。
今日は皆さんがスリッパを履いておられるのを見て、ひとり良かったねぇ~・・・と思いながら見て回りました。
外はまた雨、雨の中も入場する人波が絶えませんでした。