数日前、電車で奈良の室生寺へ日帰り旅に出かけました。
電車の窓からは鈴鹿の山々や水田の緑が鮮やかで爽やかな風景が続き
冷房の効いた列車から見ていると連日の猛暑を忘れるほどです。。
青々として光を跳ね返している水田、もう穂が出そろって少しくすんだ緑色の水田
きれいに草刈りされた畔の先には今も草刈り中の人の姿も見えて、暑い日も草刈りに精を
出されているブロ友さんもいらしたことを思いだしました。
あちらこちらには放棄されたのか草が茂って以前は何だったのか分からない所も。
美しい里山の自然、これは人が手をかけて作りだした自然と聞いてはいますが
本当に自然に任せればもともとあった自然は原野に戻ってしまうのだと実感しました。
室生川に沿った門前町
旅の目的地は奈良県の室生寺。
拝観とスケッチが目的です。
境内にあるいくつかのお堂のうち国宝の金堂、本堂にはお賽銭を上げてお参りしました。
ここまで来ることが出来たお礼と数々のお願いと・・・
賽銭箱の横には蝋燭が並べてあり、1本ずつに願い事が描かれています。
私は「家内安全」を選びました。1本100円
蝋燭立ては円形で何段にもなっていて、さて、どこに立てようかしら?と。
一番上というのも何だかと思い下の方に立てました。
迷いながらの私を見ておられた年配の男性が「一番上から立てるもの」と声を掛けて
くださいました。
「下の方に火の付いた蝋燭があると次の人が上に立てる時に熱いでしょう」と。
なるほど、で、遠慮なく最上段にお供えしました。
蝋燭のお隣に1本20円の線香もあります。
「線香は何本お供えするものですか?」とお聞きすると
「ここは真言宗だから3本まとめて、香炉の真ん中に立ててください」と。
その方は袋の中からご自分用の線香を出して香炉の真ん中に。
私も3本買ってお供えしました。
我が家は浄土宗なので普通は2本です。3本というのは初体験でした。
四国遍路も何度か経験されたというその方にいろいろ伺って、まぁこの年まで何と
ボーっと生きてきたことか、これではチコちゃんに叱られます。
「奥の院まで行かれるなら待っててあげるから、駅まで車で送りましょう」と。
「すみません。ゆっくりスケッチして帰りますので」とご辞退。
お遍路姿が似合いそうな枯れた感じの素敵なオジイサマでした。
何処かから戻って来られたお寺の方にスケッチしてもいいか伺って、安心して描けました。
金堂、本堂などの内部、仏像は撮影、スケッチ共に禁止です。
そのうちに黄や紫の衣の7,8名のお坊様方が奥の院の方から降りて来られて本堂で法要が始まり
ました。時間があればしばらくここにいたい気持ちでしたが、時間がない。
境内に点在するお堂を繋ぐ石段は全部で700段ほど、そのうち五重塔から奥の院までは400段
自然石を並べて段差がかなりある石段を登ることは今の私の膝では無理。
見ているとかなりのお年寄りが杖を手に登って行かれて、いつかは私も・・・
元気でいなくては!です。
☆ 今日の絵は写真からハガキサイズに
室生までの小旅行!
電車から見る里山の車窓風景を楽しみまれた後は、室生寺で出会った素敵なおじいさんとの語らい、長~い石段を登って金堂などの拝観が楽しく拝見しました。
私も何度も室生寺に出かけますが山奥にひっそりとした雰囲気が好きです。
スケッチにある長い石段が懐かしです!
電車から見る青田の風景はとっても美しいです。
あぜ道を歩いて眺めたいのですが、外へ出ると暑そうですね。
一人旅、あちこち眺めて人も観察して素敵な方にも
お会い出来たり、なかなか楽しいです。
もう少し体を鍛えて、次回はあの石段を心配せずに
登れるようになりたいと思います。
コメント有難うございました。
きれいに生きている人の文章って、こういう文章なんですよね。
変に技巧を凝らさず、見たまま感じたままを素直に表現していく…。文字に置き換えてゆく…。
それ故に実際に一緒にその場にいるような気にもさせられてしまう。
誰もがそういう文章を紡ぎたいと願っても、なかなかうまくいくものではありません。優しい言葉でみずみずしく表現される文章は別の表現を使えば、一種の癒しでもあります。
絵筆とともに二刀流を扱われることに改めて感心させられました。
良いブログを見つけたものだと心底思っています。
フレーッフレーッ、二刀流おばあちゃん!
文法も技巧も分からず思いつくまま書いただけの文章を
褒めていただいてちょっと恥ずかしいです。
そういえば今日はお祝いのお裾分けでしょうか(笑)
有難うございます!
頑張りま~す!
門前町も水田の風景も目に浮かびます
五重塔の台風で被害にあった時の無残な姿も
ニュースで覚えています
ローソクの立て方 上から~説得力があります 上がいっぱいになった時 全部を片づけるのでしょうか
お線香の数も 私は気にしていませんでしたが 宗派で違うのですね
きれいな青空に また~・・・っとウンザリの名古屋です。
本当に久しぶりの室生寺、暑い中出かけたかいがありました。
蝋燭立ては円形の段々で何本立つのかしら、108本?もっとたくさんかも。
上の方には少し燃えカスがありましたが、蝋は溶けるので
なかなか一杯にはならないのでは・・・
宗派によって決まりごとが少しずつ違うようですね。
仏様はお心が広いから、気持ちを込めれば少々のことは
許して下さると思っています(*^^*)
無駄を省き欲しい物だけを残す、スケッチ
只々憧れるばかりです。
今朝も無心の「蝉しぐれ」暑くなりそうですが、我慢我慢、塩分、糖分、水分を適宜に摂取、無事乗り切りたいものです。
こちらの今朝はすこし気温下がったように感じました。
でも、昼間はまだ暑そう。
うつくしい水田の絵♪
ふるさとのなつかしい風景です。
なにげなくみえる絵、感性と技術がすごいね!
僕なら描くのを断念しそう・・。
同じ感想です。
へぇ~ほぉ~ろくさんが全部
書いてくださったので
別のことを一言。
青々とした水田の風景がとても
いいですね。でも耕作放棄地が
増えると荒れ野になってしまうの
ですよね。どうか、この美しい
里山がいつまでもあることを
願います。
あの日の室生寺は最高気温34度でした。
昨日今日の名古屋から見れば涼しかった~ですね。
やはり山の中、日陰は良い風が吹いてスケッチできました。
我慢に塩分、当分、水分・・・生き抜かねば!
この暑さを乗り来るには何だか悲壮な感じです。