東武練馬と上板橋の間にある不動産会社の社長ブログ(株式会社久富)

東武東上線、東武練馬、旧川越街道沿い株式会社久富の社長です…地域不動産や周辺環境、不動産コラム、街、子育て、つれづれ…

クレーム先でお茶…地域の不動産屋

2006-10-07 18:39:29 | 日々の仕事について
昨日の大雨、古いマンションにトラブル発生。

本日、その入居者の方から、お怒りの電話。
私がそのお宅に向かいました。

もう長年住んでいらっしゃる老夫婦。
ご主人は以前からも、何かあると、電話や来店で少し大きな声を出される…
九州男児、でも根は良い方で…

現場のチェックもそこそこに、だんだん落ち着かれてきた様子。
緊急ではなかったにせよ、昨日、即対応ができなかったことを謝り、
その物件の難しい状況なども正直に、色々お話をしました。

すると 「お茶飲んで、ゆっくりしてってよ」 と。

お茶やお菓子まで出していただき、最後には逆に謝られてしまう始末
いつの間にやら昔の話に。今まで聞いた事もなかったご自分達のことを
色々お話してくださり、喜んでいただきました
(私はほとんど孫のようでした)

私は、かつてデパート勤めしていた頃、とあるキャンペーンのクレームにあたり、
一生懸命対応した結果、そのお客様から逆にプレゼントをいただいたのを
思い出しました。

「気持ちの問題」 本当に大切です。

うちは「昔ながらの街の不動産屋」なんです。最近地元に出てきた
大手フランチャイズ業者さんとは違う役割があるんです。

日々進歩するネット、ローカルや賃貸にまで進出してきた大手、
いずれ、街の不動産屋は半分はなくなるだろうとまで言われています。

でも、いなきゃいけないんです。がんばってその街にいなくては。

インターネットで全国からお客様に来ていただけるようになりました。
ブログも、もう1年半以上書いてきました。動画も使えるようになりました。

だけど、不動産は最後は人対人なんです。街への愛着なんです。

先日、中学高校の先輩でもある、亀戸の大竹商事の大竹社長がブログで
「今、足元を見つめなおして」と言う題の記事を書かれていましたが、
私には今日の出来事が、色々と立ち返って見つめなおす良い機会となりました。







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