ベトナム戦争で使用された枯葉剤(エージェントオレンジ)の製造メーカー、モンサント社を知ることの出来る映画『モンサン
トの不自然な食べ物』(監督マリー=モニク・ロバン:制作2008年)が、9月1日(渋谷アップリンク)より上映されている。<全
国で順次公開予定>
モンサント社は、1996年頃、殺虫毒素を遺伝的に組み込んだ遺伝子組み換えジャガイモ(ニューリーフポテト=米国環境保
護局に『農薬』で登録)を開発し、ジャガイモに大被害をもたらすコロラドハムシという害虫をこのニューリーフポテトの葉によっ
て駆除していた。実の方は、マクドナルドやハーディーズのフライドポテト、プリングルスやフリトレイのポテトチップとして使用さ
れた。(人々は、農薬登録された物を知らずに食べさせられていたのだ)
しかしその後、遺伝子組み換え食品に対する批判が相次ぎ、2000年になった頃、このニューリーフポテトを使っていた会社
は、やっと使用を中止したのである。“ムシ”を殺すことの出来るジャガイモで作られた『ポテトスナック』 どれだけの人の口に
入ったのだろうか?
こんな研究をしているバイオ化学メーカー・モンサント社は、世界最大の穀物商社・カーギル社、農薬・肥料等を扱う総合化
学メーカーである日本の住友化学と連携して、遺伝子組み換えハイブリッド種苗“FI種”(1代限りしか使用できない種)を世界
中に販売している。これを使っていない日本の種苗会社は、一割にも満たない。殆どがモンサント社製“タネ”である。
☆未来に生きる為に知っておきたい多国籍企業;映画【モンサントの不自然な食べ物】の予告動画の文字起しです。
【世界の遺伝子組み換え作物の90%を占めるアグロバイオ企業 】【モンサント社】
これは、遺伝子組み換え技術によって作られた『特別な大豆』で、除草剤(ラウンドアップ)ではない。
「この除草剤を畑に蒔けば、それで除草は完了。雑草は枯れ、大豆だけが育ちます」
ひと吹きで雑草根こそぎ“ラウンドアップ”遺伝子組み換え作物と除草剤をセットで販売。本当に食べても大丈夫?
「ラウンドアップは、癌の第一ステップを誘発するのです。モンサントは、現在20種類の遺伝子組み換え野菜を実験していま
す。」
遺伝子組み換え品種と在来種が交配すると、どうなるのか?「モンスターのような花が生まれています。」
世界の胃袋を握る事、それは、『食』ひいては、『命』をめぐる“モンサント”の世界戦略。
モンサント社を訪れたブッシュ副大統領(当時)イリノイ州の農場で。
「新種の栽培実験を行う為、当局に申請しています。」「困った時は、私に電話しなさい。」
この社内通達がすべてを物語っています。“1ドルの利益も失ってはならない。”
「モンサントは、タネを支配しよとしている。食料の世界支配だよ。」
☆映画『モンサントの不自然な食べ物』予告編
http://www.uplink.co.jp/movie/2012/711
☆「ストップTPP!!モンサントにNO!」