「朝鮮人、首吊れ、毒飲め、飛び降りろ」・・・書くのもおぞましい醜悪な言葉を羅列したプラカードを持って、デモをする団体。
今年の2月から、度々見聞きする東京都新宿区新大久保地域でのデモでのプラカード。衆人が目にしている。マトモな人であ
れば、不快感でいっぱいになる。むかむかする。何がむかむかするって、公安・警察が、市民の健全な「脱原発デモ」の時は、
理不尽な理由で市民を逮捕したりしているのに、違法行為の可能性満載の団体にはお咎めなしで、そればかりかガードしてい
るような様相だからだ。公安・警察は、この団体のガードマンか?非常に腹が立つ。この民族差別主義達は、海外の『ホワイト・
パワー』をスローガンとする無知蒙昧な言動を展開する差別団体の差別に一度、晒されるとイイ。どれ程、この民族・人種差別
が醜悪で理不尽か、自ら「体験」出来る。こんな異常な言動を日本社会は、絶対!許してはならない。
☆この外国人排撃デモについて、12人の弁護士が声明を発表していますので、転載させて頂きます。↓
1 本日私たちは、本年2月9日以来4回にわたって東京都新宿区新大久保地域で行われてきた外国人排撃デモの実態に鑑
みて、今後周辺地域に居住、勤務、営業する外国人の生命身体、財産、営業等の重大な法益侵害に発展する現実的危険性
を憂慮し、警察当局に適切な行政警察活動を行うよう申し入れた。
2 外国人排撃のための「ヘイトスピーチ」といえども、公権力がこれに介入することに道を開いてはならないとの表現の自由擁
護の立場からする立論があることは私たちも承知している。しかしながら、現実に行われている言動は、これに拱手傍観を許さ
ない段階に達していると判断せざるを得ない。
このまま事態を放置すれば、現実に外国人の生命身体への攻撃に至るであろうことは、1980年代以降のヨーロッパの歴史に
照らして明らかなところである。
3 また、ユダヤ人への憎悪と攻撃によって過剰なナショナリズムを扇動し、そのことにより民主主義の壊滅を招いたヒトラーと
ナチズムの経験からの重要な教訓を、この日本の現在の全体状況の中でも改めて想起すべきと考える。
4 以上のことから、私たちは当面の危害の防止のため緊急に行動に立ち上がるとともに、マスメディアや、人権や自由と民主
主義の行く末を憂慮する全ての人々に関心を寄せていただくよう呼びかける。
5 また、上記の集団行進や周辺への宣伝活動において一般刑罰法規に明白に違反する犯罪行為を現認確認したときは、当
該実行行為者を特定したうえ、当該行為者と背後にある者に対して、その責任追及のためのあらゆる法的手段に及ぶことを言
明する。 2013年3月29日
弁護士 宇都宮 健 児
弁護士 澤 藤 統一郎
弁護士 梓 澤 和 幸
弁護士 中 山 武 敏
弁護士 海 渡 雄 一
弁護士 中 川 重
弁護士 渡 邉 彰 悟
弁護士 杉 浦 ひとみ
弁護士 殷 勇 基
弁護士 神 原 元
弁護士 田 場 暁 生
弁護士 中 川 亮
*リンク先 武蔵小杉合同法律事務所
http://www.mklo.org/public_html/mklo/html/archives/94.html
*130329 新大久保ヘイトスピーチデモに関し、警視庁への申入れと人権救済申立ての記者会見