【じごく耳】基本的人権は~現在及び将来の国民に対し侵すことのできない永久の権利として信託されたものである

国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

原発事故から2年。「福島を忘れないで」脱原発集会で避難者が訴え

2013年03月12日 | ☆ツブヤキ・つぶやき☆

 昨日は、東日本大震災から2年目。東京電力福島第1原発事故により、故郷の福島から避難を余儀なくされた人々を含め

『脱原発』を訴える多くの人々が「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」を東京・明治公園で開催した。(約1万5000人

参加)

 収束どころか悪化するばかりの福島原発事故の影響で、人々がどれ程苦しんでいるか、集会で訴える人の声を文字に起しま

した。(一部、聞きとれなかったので概要だけになりましたが)

 ☆大江健三郎氏

「多くの地方自治体が、そして政治家が、福島の原発事故は無かったとさえ言いかねない(ような状況)・・・少なくとも、福島の

事故は終わったとの声明がされ続けています。私は、広島・長崎・福島を無かったことにしようとすること(そういう言論)に戦い

もう1台の原子炉も再稼働させない、その為に働く。今日のデモコースを完歩したい。」

 

☆福島県・双葉町の元町長、井戸川氏

「私達福島県民、私もそうですが、多くの住民が被曝させられて、何の制裁も受けずに今、ノウノウとして加害者がいると云うこと

に、心から怒りを覚えています。是非、この声を全国、あるいは世界にお伝え頂きたいと思います。よろしくお願いします。」

 

☆落合恵子氏

「私は忘れません。一と月程前、福島南相馬、土曜日の丁度この時間。雪が降っていました。目抜き通りに人影は無くて、雪の

中、信号だけが点滅していたあの光景を私は、一生忘れません。仮設住宅から通い続け、相馬の野馬追いの馬達が食べるワ

ラをただ、黙々と切っているあの人の姿を、そして、深い深い馬の目も私は、忘れません。私は、要求します。被曝しながら原

発の中で黙々と今、働いている、この日本の命運をかけた(作業をする)人々もいるということを。私は、約束します。当たり前で

す、誰が福島を忘れることなど出来るでしょうか。誰が忘れられる。毎日を反原発、原発の構造そのものに反対し続け、出来る

事は、すべて取り組むことをもう一度、ここでお約束しましょう。」

 

☆福島・飯野町(原発から50km弱)から京都へ避難されている女性

この方は、放射線量の事が分からずに色々と調べる中で、自分の住んでいる所が『放射線管理区域』の線量である事を知り、

周りの人にこの事を説明しても、理解してもらえなかったそうです。みんな、何も知らされていなかったので、除染する前でも子

どもを外に出そうとする大人がたくさんいた、と。自分は、遅ればせながら、昨年1月に京都へ避難できたのだけれど、避難でき

ない状況の人々がいっぱいいると云うのが現状だそうです。

 そして「みんな顔で笑っているけど、心で泣いている。状況が収束したと思われているけど、全然そうじゃない。むしろ、悪化

している。報道の人に取り上げてもらいたい。忘れ去られるんじゃないかと思って不安でいっぱいだけど、福島の人は頑張って

いる。皆さんの協力で世界を変えてもらいたい。」と訴えていました。

 

☆福島のことは、絶対忘れません。大人には、日本中の人々、世界中の人々に、未来永劫これを伝えていく責務があると思い

ます。

*「福島を忘れないで」

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1550


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