加藤厚労大臣の答弁は、法政大学・上西充子教授にご飯論法https://news.yahoo.co.jp/byline/uenishimitsuko/20180507-00084931/
と名付られましたが、多くの人達に拡散されているようです。ごはん論法の例↓
Q「朝ごはんは食べなかったんですか?」
A「ご飯は食べませんでした(パンは食べましたが、それは黙っておきます)」
Q「何も食べなかったんですね?」
A「何も、と聞かれましても、どこまでを食事の範囲に入れるかは、必ずしも明確ではありませんので・・」
Q「では、何か食べたんですか?」
A「お尋ねの趣旨が必ずしもわかりませんが、一般論で申し上げますと、朝食を摂る、というのは健康のために大切であります」
Q「いや、一般論を伺っているんじゃないんです。あなたが昨日、朝ごはんを食べたかどうかが、問題なんですよ」
A「ですから・・」
Q「じゃあ、聞き方を変えましょう。ご飯、白米ですね、それは食べましたか」
A「そのように一つ一つのお尋ねにこたえていくことになりますと、私の食生活をすべて開示しなければならないことになりますので、
それはさすがに、そこまでお答えすることは、大臣としての業務に支障をきたしますので」
*常識人であれば、Q「朝ごはん食べた?」 A「食べた。パンとタマゴ」というようにわずか5~6秒で済む会話です。
これをあ~でもないこ~でもないと人を馬鹿にしきった屁理屈で時間稼ぎをして質問に答えないのは、本当の事を言わないよ~と自
ら証明しているようなものです。
職場や近隣にこんな返答をするヤカラがいたら、即刻信用を失うでしょうね。
子供達が面白おかしくオチャラけて話す場面を見ているようで、これが国民の代表機関・国権の最高機関で働く人が言う事かと憤り
を越して情けなくなります。
人を舐めきって馬鹿馬鹿しくふざけた返答をするヤカラは、国民を騙せるとでも思っているのでしょうか。
それとも端から馬鹿にしてるのでしょうか。(あの方達より聡明な方が日本にはごまんといるのを知らないのかも?井の中の蛙?)
国会での官僚を含めた与党側答弁や各方面でのエライさんの言訳に「ごはん論法」を使う人の多いこと!
加計・森友疑惑(これはもう疑惑の域を出ていますが)の国会答弁は、ほぼこれですね。
そして今日、際限なく労働者をタダ働きさせられる違法な働かせ方を合法化する「働き方改悪関連法案」が、自民・公明・維新・希望
などの賛成多数で衆議院本会議で可決、採決されました。
経団連スポンサーお抱えマスコミと与党、その腰ぎんちゃくのような政党とつるんで、この法案の核が「働いた時間ではなく、成果で
評価する仕組みの高度プロフェッショナル制度」と制度内容に対するデマを流した結果、国民は騙されてしまっているのです。
(ここでいう「成果」を評価する判断基準は何も規定がありません。という事は、企業が勝手に成果の良否を決める事ができる企業側
に100%都合の良いものなのです。)
この働き方改悪法案の中に「高度プロフェッショナル制度」の文言は、一切ありません。
あるのは、労働時間規制を全て取り払うという『適用除外』を記載した「「この章で定める労働時間、休憩、休日及び深夜の
割増賃金に関する規定は、対象労働者については適用しない」 という文言だけです。
*本当は存在しない「高度プロフェッショナル制度」~欺瞞性を曝く~https://news.yahoo.co.jp/byline/shimasakichikara/20180530-00085853/
*日弁連会長声明https://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2018/180308.html