我らの受信料で成り立っている公共放送が、市民叩きとしか思えないお上広報をしている。
為政者側忖度の態度には、本当に辟易する。
高齢者の介護に関わる費用の自己負担を軽減する為に「世帯分離」が増加して、自治体等が困っているという内容。
ケアマネや専門家を出して、世帯分離の実態を批判させているのだ。
世帯分離で軽減された費用を「利益」だとまで言っている。まるで、不当な行為をしているかのような表現だ。
世帯分離で介護費用が軽減されたということは、高齢者の収入が生活できないような格安年金だという証だ。
世帯分離を非難する根底には、“介護は個人の問題で行政側は、これを「やってやってる」”という前時代的で社会保障の意味すら
誤って捉えている浅慮があるからだ。
日本の社会保障の自己負担率は、他の先進国とは比べようもない程高い。
そもそも欧州の殆どの国では、高齢者の医療費は「無料」。
今まで散々高い税金を払ってこの国を支えてきた人達にそもそも「自己負担」させるという了見が醜悪だ。
どこまでこの国の思考は、ねじ曲がっていくのだろう?その内、病気の人は「悪」だと言う悪魔がこの国を闊歩するのではないか?
この報道の裏側にある思惑が透けて見え、その嫌らしさに吐き気がする。
米国からF35・1機116億円を147機 計1兆7052億円
不具合や事故の多い飛行物体に我らの税金を湯水のごとく使うことに何の批判もせず、民の生命維持の費用に文句を言う?
呆れ返る程、劣化した思考におぞましさすら覚える。
為政者の都合のいい広報に騙されないようにしたいものだ。