常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

田植え

2011-05-23 21:30:17 | 震災
ゴールデンウィークが終わったら風景が一変。
まるで常陸大宮が水没してしまったかのよう。


田植えは、冬の終わりに一度耕して、水が入る前にも耕して、肥料やって、
水が入ったら代かきをして、ようやく始まる。
苗もその時期に合わせて育てる。
毎年、毎年、ずーっとずーっと繰り返してきた。


だけど、今年は違った。
常陸大宮市の久慈川にふたつ、那珂川にひとつ、農業用の堰がある。
この堰から水をひくのは常陸大宮市はもちろん、那珂市、常陸太田市、水戸市、ひたちなか市まで。
これは岩崎堰。


震災で大事な堰と用水路が壊れた。
でも、必死の工事でようやく水が引けて、いつもより遅いけど田植えができた。
東北地方だけでなく茨城県でも田植えができない地域があった。
田植えができて、カエルの大合唱をきけるのは、今年は当たり前じゃなかった。
今年のお米は大事に食べよう。

コメント
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