退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#238: 今日からサマータイムです。

2014-03-09 17:25:17 | アメリカ便り
サマータイムになる時、いつも1時間損をした気がする。
日曜日の朝2:00に1時間、時計を進めなくてはいけないからです。
この1時間の損は、“春眠、暁を覚えず”の時期、学校に通っていた時期、仕事に追いまわされていた時期には重大な損失でした。
還暦間近の退職者にとって時間は大して意味がなくなったように感じましたが、このところ仕事の締め切りに追いまわされ、またまたしばらくぶりに“貴重な1時間”を経験することになりました。

サマータイムは、デイライトセイヴィングタイムと言うのが本当の名前で、1895年に発案され、1916年には、ドイツとオーストリア、ハンガリーで始められたそうです。
実は私、今日まで、このサマータイムはアメリカだけのものと思っていました。
ヨーロッパ、南米、アフリカ等の一部の国でもやっいるのですね。
知らなかった。

この時差によって起きる経済面における損失は500億円とも言われています。
この損失は大体が時差によって起きる健康被害によるもののようです。
つまり、手っ取り早く言えば、“風が吹けば桶屋が儲かる”現象による損失です。
時差のおかげで、睡眠パターンが壊され、仕事に行っても集中できず、おまけに寝れなくてゾンビーみたいに歩いていた為、転んで足の骨を折ったとか。
インドでは、実際に電気料金を比較したそうです。
結論を言えば、デイライトセイヴィングをした地域では、8.6億円余計に電気料金がかかったそうです。
ま~これは、正確な値とは見ないで、とにかく、デイライトセイヴィングには、経済的にはあまり意味が無いというか、経済的には、マイナス面のほうが多いと考えるだけでよいでしょう。
デイライトセイヴィングというより、年中セイヴィングにしたほうがよいのではと思いますが。
私がアメリカに来た当時、“なんと無駄な国なんだ”と思いました。
その第一は夜の10時とか、とにかくオフィスやら店が閉まったあとでも、すべて建物の中でコウコウと明かりがついている。
これにはびっくりしました。
誰もいないのに何で明かりが必要なんだと。
どうして明かりををつけたままにしておくのか誰かに聞いたことがありましたが。
その人曰く、“防犯の為だよ”。
明かりがついていたほうが、泥棒が入りにくいから。
だそうです。
このわずかな、“泥棒が入るという確立”の為に、この国は地球温暖化の根源となったのだ。
この7,8年は少しましになったけど、それでも完全に節電にはなってませんね。

この続来は次回にします。
長くなりそうなので。

ハブグレジュンタのマミー