退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#243: 野生のアメリカンボールドイーグルを見ました、この眼で。

2014-03-17 21:48:44 | アメリカ便り
今朝も、仕事が来ていました。
でも2ヶ月休暇をとるので仕事なしですとメール打ちました。
11月日本から帰ってきてから実に忙しかった。
"何で退職している私がこんなに忙しくしなくてはいけないのだ”、と疑問を持ちながらの4ヶ月でした。
これも貧乏性の性格のせいでしょう。
忙しくしていないと心配なのです。

おととい向かいのキャシーから電話がきました。
敷地内にアメリカンボールドイーグルが巣を作ったとのこと。

見においでと言われましたが"そんな時間ない”と断りましたが、今日ようやく見に行って来ました。
キャシーの土地も、他の近所と同様、6000坪から8000坪あります。
キャシーの土地は急斜面で、その斜面を転がり落ちるように下っていくと川があります。
以前にも言いましたが、この川は"アンダーグラウンドレイルロード”と言って、黒人奴隷が逃亡用に使った川です。
その川の向こう側では牛が放牧されている為、時々モーモー泣き声が聞こえてきます。
そしてその牛たちの隣には大きなゴルフ場があり、ゴルフカートが動き回っているのが見えます。
“牛の放牧”、“ゴルフ場”、“アンダーグラウンドレイルロード”と言う、時代錯誤、違う文化が見事にそしてごく自然に一体化しているところに、私たちは長年住んでいます。

お気に入りと言うか、これしかないのでオリンパスカメラを持って、そして双眼鏡ももって、キャシーと、ずる休みをした(休暇をとったそうです)御主人グレッグの3人で、急斜面を転げ落ちながら、観察場に到着。
100メートルぐらい離れた木の中央ぐらいの所にいました。
野生のイーグルをこんなに近くで見るのは初めてです。

これまた前にも言いましたが、45年ぐらい前はイーグルも絶滅危機におちいっていました。
DDTで汚染された餌を食べていた為、卵の殻が弱くなり、卵が孵化しなくなったためだそうです。
1970年代になって、春の生命のにぎやかさがなくなったことに気づいた、レイチェル カールソンと言う女性が“サイレントスプリング”(沈黙の春)と言う環境汚染を訴えた衝撃的な本を出版しました。
以来、アメリカは環境汚染を真剣に見直しはじめました。
DDTの使用も禁止され、イーグルは徐々に増え始めました。
今では、ここから、1時間ぐらい北に行った所のミシシッピー川の岸では、たくさんのイーグルが飛びかっているそうです。
今年もまた、見ず終いでしたが。
来年は絶対に行くぞー!!

グレッグは毎日観察に行くそうです。
今のところ、じっと座ったイーグルが見えるだけです。
卵が孵って、赤ちゃんイーグルが見えるのが楽しみですが、早く孵ってくれないと私は日本です。

今日は、おまけつきのアメリカンボールドイーグルの写真です。
おまけはもちろんハブちゃんとジュンタです。
ジュンちゃん家に来た時の体重の倍になりました。
33パウンドです。











ハブグレジュンタのマミー