退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#281:拉致被害者とその他の犯罪被害者の違い。

2014-05-30 21:18:35 | アメリカ便り
先ほど、昨日の税務署詐欺事件の報告を税務署にしました。
と言っても税務署のウエブサイトに行って書類に書き込んで送るだけですが。
なんといってくるでしょうか。
でもこんな詐欺、毎日何千何万とあるんではないでしょうか。

昨日、日本政府は北朝鮮に対する制裁の緩和を条件に、拉致事件の解明を北朝鮮に約束させました。
今日は北朝鮮拉致問題についてちょっと。
でも私は評論家でもないので、思ったことを書くだけです。

以前、仕事仲間(アメリカ人)が私に大変興味深いことを言いました。
10年位前になるでしょうか。
拉致被害者と、一般的犯罪被害者、事故被害者または行方不明者は何が違うんだろうと。
私もその時、もっともな質問だと思いました。
被害者やその家族にとって、犯罪に国がらみによるものも個人によるものも変わりはないのではないかと。
どうして国がらみだと、こんなにも注意をはらうのか。
理由はどうあれ、大切な人が家族の目の前から突如いなくなることに対して、天秤にかけるような行動を国がしてはいけないのではないだろうか。

今回の制裁緩和は欧米各国から“遺憾”に思われている。
日本が北朝鮮の資金源となり得るからだ。
そのことが北朝鮮の核爆弾開発に拍車をかけるかもしれない。
テポドンがもっと日本海に落ちてくるかもしれない。
中国がさらに北朝鮮側に寄ることにつながるかもしれない。
国際情勢から考えれば、制裁緩和はマイナスになるだけのように思われる。
そのマイナス面が拉致被害者獲得のわずかな可能性(私はこの可能性を信じていない)を得るに値するかどうか疑問です。
さらには、北朝鮮が持ち出してくる情報の信憑性も疑問です。

拉致問題は日本だけの問題ではない。
北朝鮮は世界各国から人を拉致している。
それらの国が、日本と同様な行動をとったらどうなることか。
その点を見ても今回の日本の決定は、国際情勢を乱すものと思えますが。

ハブグレジュンタのマミー