退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#373: 犬の話

2014-09-20 21:26:26 | アメリカ便り
ハブちゃんの続きです。
セラピードッグトレイニングからです。

ハブちゃんが2歳になってからセラピードッグのトレイニングをはじめました。
まずは、ハブちゃんがセラピードッグに適しているかをテストされました。
大事なことは、他人、他犬に危害を与えないと言うことでした。
ハブちゃんのことなので、問題なくパスでした。

さて12週間のトレイニングが始まりましたが、初めてインストラクターを見たとき、“これはだめだ”と思いました。
何がって、私がもっとも嫌うタイプだったのです。
つまり、
1. もったいぶる。5分で住むことを20分ぐらいかけて話す。
2. パワーを好む。“私の言うことを聞かないと、このクラス、パスさせないから” と言うにおいが漂ってくる。生徒もそれを知っているから、インストラクターに媚びる。
3. セントルイスから’出たことがない。つまり、“井の中の蛙”タイプ。
4. 自分が一番と確信している。 つまり、成長のしようがない。
5. 贔屓をする。こんなところにまで、贔屓と言うのがあるんです。
等々、きりがないです。
このようなクラス、たぶん私が始めての外人だったと思います。

12週間の間、私とこのくそインストラクターの影の戦いは間断なく続きました。
私自身、“どうしてボランティアーと言う、好意でやることに、ここまで、いやな思いをしなくてはいけないのだ”と幾度もやめようと思いました。
でもこう思っていたのは私だけではなく、いつの間にか、クラスサイズは小さくなっていました。
クラスメートと話すと、“このインストラクター、リトルヒットラーって呼ばれていたんだって”とか、長い間、他の生徒達も同じ気持ちでいたんだと思いました。
私自身、何回もこの施設のディレクターにいちゃもんをつけたんだけど、“判っているけどどうにもできない”と言った感じでなにもしてくれませんでした。
12週間のコースが終わりテストをパスして、無事セラピードッグの資格を取ったとき、“もうこんなとこに二度と来るか”と思いました。
実際、卒業してセラピードッグとして7年間ボランティアーをしたけど、一回も戻りませんでした。

ジュンタもたぶん良いセラピードッグになると思うけど、考えています。

ハブグレジュンタのマミー