#457:突如襲った恐怖

娘はずーとベッドで寝たきり状態。
かわいそうに、若いから退屈でしょうがないみたいです。
卒業まじかのクラスには遅れるからあせりも出ているし。
でも手術後2週間は、できるかぎりベッドで過ごすようにと言われているのでしょうがないです。
ということは、私が娘のほとんどすべてのおせわをしているということです。
一応、今取り付けられているキャストが取れるまで、ここにいるつもりですが、その後は一人で過ごさなくてはいけないのでかわいそうです。
右足なので、車の運転もできないし。
ここミネアポリスは、バスや電車が発達しているので、学校は松葉杖をついていけそうですが、そのほかのところはどうなるか。
ハブチャンの様子も余りよくないみたい。
咳を時々し始めたとのこと。
これは心臓病が悪化してきた証拠とのこと。
自己中心主義者の主人のお世話になっているハブチャン、本当にかわいそう。

ところで、今日食事を作っていた時、冷蔵庫をあけたのですが、そのとき急に恐怖が襲ってきました。
今回の娘の怪我、治る見込みのあるそして命に別状ない怪我でしたが、これがもし命にかかわる怪我だったらどうしようと。
冷蔵庫から物を出して食事の支度をするのではなく、冷蔵庫の中身を全部取り出しかたづけることになっていたでしょうに。
冷蔵庫だけではなく、部屋もかたずけることになるだろうし。
交通事故、病気、災害、犯罪なんかで急に身近な人を亡くするという事、その人が存在していたという物理的証拠、例えば、冷蔵庫の中の食べかけのピザや飲みかけのジュースなんかをひとつずつ捨て去っていくことなんです。
昨日まで、冷蔵庫を開けて、ジュースを取り出して飲んでいた、その人がいないのです。
いるべき人がいなくなるということはどうしようもなく悲しいことです。
いつも何も考えないで、当たり前と思っていたことが当たり前でなくなるのです。
あまりうまく表現できませんが。
今回の娘の怪我、改めて命に別状のあるものでなくてよかった。

娘のところにいる間、断ったことになっている仕事、どういうわけか送られてきました。
1ページ半なので、どうせ部屋の中で暇なので、引き受けました。

ハブグレジュンタのマミー