退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#466: Predicting policing and police militarization

2015-03-24 22:47:01 | アメリカ便り
英語ですね。
でも題だけなので、ご安心のほど。
昨日のアルジャジーラ チャンネルの番組で、興味深いレポートを見せていました。
皆さんもご存知の、ここセントルイス ファーガソンでおきたポリスによる黒人シューティング。
そして、その後の群集コントロールのために導入された武装警官、ナショナルガード(州兵)。
最近富に、この過剰に武装された警官がテレビをにぎわしています。
軍隊なのか、警察なのか一見して区別がつきません。
いつから、市民を守る警官がこんな格好をし始めたのでしょう。
実は1981年から始まっていたのです。
でも最初はドラッグギャングやテロリスト相手のために組織されたようですが、1990年代からは市民対象に導入されるようになったそうです。
本当にファーガソンでの武装警官の姿は、アフガニスタンやイラクを思い出させるそれでした。
しまいには地雷にでも爆破されないタンクまでも出てくる始末。

このレポートで警官の口から気になる発言がされていました。
“まず重要なことは自分たち警官自身の安全を一番に考える”。
日本の警官もそう思っているのでしょうか。
アメリカの警官にとって、市民の安全が第一ではないのです。
こんな考えを持っているから、中東戦争で使われるような武器武装が必要なんでしょうね。
警官が市民を相手に軍隊ごっこをするという意味がわからないし、そんなことが通用している社会や警察社会も理解に苦しみます。
アメリカ全国の警察署には、あわせて600以上の対地雷タンク、5000以上の装輪車、その他自動小銃やらが装備されていますが、これらって警察官が使うべき武器なんでしょうかね。
“日本の警察と比較できないほどアメリカの警察はいろいろな局面に接している”なんて理由をつけるかもしれませんが、実際にテロが関与してる場合は、警察が出る幕はないと思うのですが。
CIAやらFBIなんていうのがいるではないですか。
州兵だっているじゃないですか。
だから、警察に軍隊的武装をさせ、市民の反感を買うより、警察の位置づけをはっきりさせたほうがよいのではないかと思います。
反感がますます凶暴な犯罪へとエスカレートする理由になると思います。

75%のアメリカ人はオーバーウエイトです。
警官ももちろんその比率でオーバーウエイト、というか、それ以上の比率で、オーバーウエイト。
というのは、アメリカでは、警官はパトカーに乗って、コーヒーとドーナッツというイメージが強いからです。
警官が軍装備に身を包む以前に、体を鍛えて犯罪者を100メーターぐらい追っかけることができるようになってほしいです。

Predicting Policing はこの話とはまるっきり違うことですが、次回にします。

ハブグレジュンタのマミー

娘が早めの誕生日のプレゼントを贈ってくれました。
ちょうど娘とスカイプをしていたときに届きました。
カードには、“けんかをしても一番大好きなマミー。将来、私が面倒を見てあげるからね。”と書いていました。
うれしい。