退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#460: 子育ては難しい。

2015-03-12 13:56:54 | アメリカ便り
昨日は息子から珍しく電話があり、医者に行きたいから電話番号を教えてくれとのこと。
頼みごと、何かほしいものがない限り電話なんかかかってきません。
時々めまいがするとのこと。
時々だけどもう何年も続いているとのこと。
電話番号を教えて、すぐ予約せよといいましたが、また電話するのを忘れるから、予約取っておいてと頼みこんでくるかも知れません。
今月24歳なんですが。

昨日は娘とちょっと口論をしました。
もう26歳になろうとする娘、いまだに自分に自信がないことを親の私のせいにします。
一緒にすまなくなってもう8年近くになろうとしているのに。
がっかりです。
5月に一応公衆衛生で、修士を取りますが、その先が決まっていない。
自分に自身がないからその先が決められないとのこと。
23歳で一人アメリカに来た私にはわからない感覚です。
医学部を受けたけど、試験自体の点数は合格点ですが、その他(これがまたたくさんあるのです)のボランティア時間、医者の手伝いをした時間(シャドウ)等が足りないということで、応募した医学部からはよい返事が来ない。
あせるのはわかりませんが、嘆くより次を考えなければならない段階でしょう、といいたくなります。

でもこれも、あまりにも恵まれた環境に育ってきた甘えからきていることだと思います。
私は自分で決め、前に進むしか他に選択がなかった。
視野を高め、選択能力を高めるような育て方をしてきたと思ったけど、それがマイナスになったとは。
もう知りません。
ほっときます。
自分で決め、自分で前に進んでくれ。

娘の得意言葉、“自信がない”です。
でも何パーセントの人が自信をもって前に進んでいるでしょうか。
前に進みながらそれにつれ自信というのは備わってくるものだと思います。
自信というものは先に来ないです。
だから、“自信があるかないか”がその人の人生を決定する手段となるべきではないと思います。
昔、勤めていた会社にただ一人尊敬できるボスがいました。
その人曰く、“昇進というのはご褒美的にあげるものではない(これは私の訳です)”。
つまり、昇進というのは過去の業績に対して与えるのではなく、これからその人が何ができるかということに対する可能性に対してあげるべきだとのこと。
さすが私が尊敬するだけの人。
よいことを言う。
初めてこのようなことを聞きました。
実際にこのようなことは起きませんが。

でもそのようなことができるということはボス自体が、よく人を観察しその人を理解しなければできないことだと思います。
つまり、昇進させるということは一歩通行ではないのです。
ボス側の努力も要ることなのです。
だから、尊敬するボスが言ったことはほとんどの会社では理想論でしかないです。
というのはそんなことに時間を対やするボスなんていないからです。

私は自信より可能性を信じてアメリカにやってきました。
何とかなるんです。

ハブグレジュンタのマミー

先日、キャシーがスカイプをしてくれて、ハブチャンジュンちゃんの元気な顔を見せてくれました。
ジュンちゃんはキャシーの電話に向かってしきりに首を傾げていました。
ハブチャンは上目使いで、電話を見ていました。
主人だったら絶対、こんなことしてくれないでしょう。
ありがとう、キャシー。