退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#468:アメリカの黒人は何人?

2015-03-26 21:43:15 | アメリカ便り
黒人のデモやら暴動をニュースで見るたび、私は思います。
“この人達、自分をアメリカ人としてみなしているのかしら”と。
いや、きっとみなしていない。
“アメリカ人”の前に“黒人”となっていると思います。

この人達にとって、アメリカはいつまでたっても“奴隷で俺たちをつれてきた”国なのではないでしょうか。
最初の奴隷がつれてこられてから400年、奴隷制度が正式に終わってから150年たちました。
ドクターキングから50年以上たち、黒人たちには白人たちには与えられないような特権がいろいろ与えられてきました。
一部の常識ある黒人のなかでは、逆差別の問題化が指摘されたときもありました(最近はあまり聞きませんが)。
かといってこの人達は自分たちをアフリカ人とも見ていないでしょう。
昨今黒人をあらわすのに、“アフリカンアメリカン”という呼び名が使われていますが。
アメリカでは移住してきた東ヨーロッパ系住人、アジア系住人等が固まって住むように、黒人もほとんどが固まって住んでいます。
この面から見ても、やはり、黒人は自分たちを“アメリカ人”という立場から引き離して考えているように思えます。
日本の韓国人中国人を含んだ他の移民たちも自分たちを日本人たちとは見ていないでしょう。

黒人は白人社会で、差別を受けていると二言目には言いますが、私が思うに黒人たちが好んで集団を作り白人社会から自分たちを引き離していると思います。
もはや、黒人差別は受身的なものではなく、能動的な考えから来ていると思います。
今、小学校では白人の数は半数を割っています。
これからもますます、減少していくのは確実です。
それに引き換え、移民の数がどんどん増えていきます。
移民みんなが、黒人のように考え、自分たちを“アメリカ人”から引き離していったら、この先、アメリカはどうなるでしょうか。
ばらばらで、国として成り立たなくなりそうな感じがします。
ところで、要求ばかり多い黒人って、我が国の隣人にも似ているのでは。

ハブグレジュンタのマミー