退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#861:やさしい風が吹いたら、昔を思い出した。

2017-05-28 22:53:43 | アメリカ便り
今日はグーだらグーだらと仕事半分、ジュンちゃんとごろごろ半分をやっていました。
そして嫌がるジュンちゃんの横にごろっと横になったとき、“ふわー”ってな感じで窓から風が吹いてきたのです。
なんとも心地のよい風、寒すぎもなく暑すぎもなく。
本当に5月下旬の中西部セントルイスには珍しいさわやかな風でした。

どういうわけだか、この風とともに小さいとき夏休みが始まるたびに母から送り出されていた祖父母の家に行ったときのことを思い出しました。

小学校2年から私たちは父親の転勤とともに札幌から室蘭に移り住みました。
夏休みが始まると、アル中親父の影響を最小限にとどめるためかどうか知りませんが、母は私と兄を札幌の祖父母の元へ送り出すのが常でした。
室蘭から札幌行きのバスのなか、乗り物に酔いやすかった私は80%の確立で吐きました。
それを3歳上の兄は新聞紙できれいにしてくれたものです。

そしてバスを降りて、当時走っていた定鉄電車に乗り、祖父母の家に向かったのです。
途中、石切山という採石場を見ながら、大きく開いた空洞を見ながら、兄にしつこいぐらいに毎回毎回、“あれはでかい蛇のすむ穴じゃないの”と聞いていたのを覚えています。
何歳まで聞いていたか忘れましたが、そんな直径5メートルぐらいの石の洞窟に住むでかい蛇なんかいないということが常識的にわかるまで聞いていたと思います。
まあ、クリスマスのサンタさんみたいな感じです。

そして、電車を降り、川にかかった線路の上を歩きながら(危ないことをしていたもんだ)祖父母の家に着くのでした。
そしてそこでは、“また来たか”と、歓迎というよりはあきらめの目で見られたのです。

この祖父母は私から見れば曾おじいさんのときに、青森から開拓者で札幌に入った人たちです。
なんというか、性格がきつい、よく言えば開拓者精神丸出しの人たちでした。

この続きは次回にします。
グーダラし過ぎて、眠くなりました。
明日は我が家で、かえ子ちゃん妙子ちゃんを迎えて、4月以来の女子会(おばば会)。
夜はアリッサの家でメモリアルデイのパーティーです。

ハブグレジュンタのマミー