退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#245:今日は息子の誕生日

2014-03-21 16:23:13 | アメリカ便り
今日は、息子コーリーの23歳の誕生日です。
6時半に日本食予約を入れました。
ケーキは娘が作ってくれました。
本当に娘っていいですね。

プレゼントは、カルピス 2L、シャツ1枚、キノコの山3箱、チョコレート1箱。
その他チョコチョコ。
そして50ドル(5千円)。
23歳の子の誕生日にたった5000円?
なんてひどい親だ、なんて思わないでください。
こちらは、5000円でもすごい大金なのです。
日本の子がもらいすぎているのです。
日本に帰ると、親戚、知り合い、よりばあちゃんがお金をくれますが、子供達がびっくりするぐらい。
こちらでは、子供に大金(1万円以上)あげるなんてことは親戚でもほとんどありません。

後は部屋掃除1回分。
あまりにもひどかったので、私が今日掃除をしました。

23年前、医者の都合で、早めの誘導分娩。
医者が“休暇前か後か”、つまり医者が休暇に出る前に産みたいか、帰ってきてから産むかと聞いてきたので、ちょっと早いけど、待つのがいやだったので、休暇前の誘導分娩ということになりました。
誘導中いくらしても陣痛が来ない、その内、床がぬれてきた。
あれれれれと思ってIVを見ると、外れている。
すべてのIV液が床の上にこぼれていました。
通りで、陣痛が来ないわけだ。
なんてことをやりながら、無事生まれた子は元気な男の子。
出産の日は、どういうわけか、いつも超満員の産科がらがらだったので、コーリーの泣き声が一晩中病院内に響き渡っていました。
でも看護婦さんが暇だったので、かわるがわる、コーリーを抱っこしていてくれたので助かりました。

その子が無事23歳を迎えました。
その内、家族と誕生日なんかいやだ、彼女と一緒が良いなんて言うのでしょうね。

ハブグレジュンタのマミー

#244:STAP 細胞どうなるやら。

2014-03-18 21:53:47 | アメリカ便り
新聞をにぎわしている、割烹着理系女のSTAP細胞この先どうなるやら。
“STAP細胞が本当かどうかもわからなくなった”と言われるし、“今の若い子の感覚がわからない”と言う人も出てくるし。
“めちゃくちゃやがな”です。
私が不思議に思うのは、ハーバードでも理研でも論文発表に対してどのような管理体制をとっているのかと言うことでしょうね。
普通論文を書いたら、ジャーナルに出す前に大学だったら教授のOKが出ないと発表できないし、会社だったらグループリーダーやらその上の人のOKが必要だし。
更に、提出したジャーナルにも何人ものレヴューアーがいてその人達からもOKをもらわなくてはいけないし。

どうしてこういった人達がこの論文の“捏造(まだ決まっていませんが)”が見抜けなかったのでしょうか。
今回の事件は割烹着理系女だけの責任以上のものあると思います。
なんてったって、“子供の責任はその子供を育てた親の責任”ですから。

“どういう教育をされて来たんだ”なんていわずに、“どういう教育をしてきたんだ”と考えて欲しいです。

サイエンスを“適当”でやってもらっては困るので。

今日はちょっと疲れ気味なので短く。

ハブグレジュンタのマミー




#243: 野生のアメリカンボールドイーグルを見ました、この眼で。

2014-03-17 21:48:44 | アメリカ便り
今朝も、仕事が来ていました。
でも2ヶ月休暇をとるので仕事なしですとメール打ちました。
11月日本から帰ってきてから実に忙しかった。
"何で退職している私がこんなに忙しくしなくてはいけないのだ”、と疑問を持ちながらの4ヶ月でした。
これも貧乏性の性格のせいでしょう。
忙しくしていないと心配なのです。

おととい向かいのキャシーから電話がきました。
敷地内にアメリカンボールドイーグルが巣を作ったとのこと。

見においでと言われましたが"そんな時間ない”と断りましたが、今日ようやく見に行って来ました。
キャシーの土地も、他の近所と同様、6000坪から8000坪あります。
キャシーの土地は急斜面で、その斜面を転がり落ちるように下っていくと川があります。
以前にも言いましたが、この川は"アンダーグラウンドレイルロード”と言って、黒人奴隷が逃亡用に使った川です。
その川の向こう側では牛が放牧されている為、時々モーモー泣き声が聞こえてきます。
そしてその牛たちの隣には大きなゴルフ場があり、ゴルフカートが動き回っているのが見えます。
“牛の放牧”、“ゴルフ場”、“アンダーグラウンドレイルロード”と言う、時代錯誤、違う文化が見事にそしてごく自然に一体化しているところに、私たちは長年住んでいます。

お気に入りと言うか、これしかないのでオリンパスカメラを持って、そして双眼鏡ももって、キャシーと、ずる休みをした(休暇をとったそうです)御主人グレッグの3人で、急斜面を転げ落ちながら、観察場に到着。
100メートルぐらい離れた木の中央ぐらいの所にいました。
野生のイーグルをこんなに近くで見るのは初めてです。

これまた前にも言いましたが、45年ぐらい前はイーグルも絶滅危機におちいっていました。
DDTで汚染された餌を食べていた為、卵の殻が弱くなり、卵が孵化しなくなったためだそうです。
1970年代になって、春の生命のにぎやかさがなくなったことに気づいた、レイチェル カールソンと言う女性が“サイレントスプリング”(沈黙の春)と言う環境汚染を訴えた衝撃的な本を出版しました。
以来、アメリカは環境汚染を真剣に見直しはじめました。
DDTの使用も禁止され、イーグルは徐々に増え始めました。
今では、ここから、1時間ぐらい北に行った所のミシシッピー川の岸では、たくさんのイーグルが飛びかっているそうです。
今年もまた、見ず終いでしたが。
来年は絶対に行くぞー!!

グレッグは毎日観察に行くそうです。
今のところ、じっと座ったイーグルが見えるだけです。
卵が孵って、赤ちゃんイーグルが見えるのが楽しみですが、早く孵ってくれないと私は日本です。

今日は、おまけつきのアメリカンボールドイーグルの写真です。
おまけはもちろんハブちゃんとジュンタです。
ジュンちゃん家に来た時の体重の倍になりました。
33パウンドです。











ハブグレジュンタのマミー




#242: 雨にも負けず

2014-03-16 20:29:22 | アメリカ便り
先程、64ページの翻訳を送りました。
もう、二度とこんなのやらないと心に決めました。
やりながら、仕事を引き受けた自分に腹を立てていました。
私にはやはり、せいぜい15ページ程度。
または、締め切りがないとか。

この会社はいつも締め切りがきつい。
今回も64ページを8日間。
どうしてこんなことをするんでしょうかね。
翻訳者にとっても、最高の仕事をするためには、ある程度の時間が必要なのに。

12月やった80ページは2週間半くれました。
もちろん別の会社ですが。

来週月曜日は日本に帰ります。
今回は5週間。
禮ちゃんとヨリさんと、九州南部旅行です。
温泉にゆっくりつかってきます。

ところで先日宮沢賢治の"雨にも負けず”を紹介したので、今日は全文を書きます。
というか、今、巷を騒がしている理系女得意のコピペです。
皆さん全文暗記してしっかりと心に入れておきましょう。
そして、一攫千金を夢見ず、眼立ちがりやにもならず毎日を送りましょう。

その前に、ちょっと子供の自慢になりますが、わが息子娘、5歳からチェロを習い始めました。
つまり、教育ママをやったんです。
このチェロの先生、日本人の先生で、日本の“何とかメソッド”でチェロを教えていました。
北海道ではこの方法あまり有名ではないですが。
この先生のところで、子供達は、一茶の俳句を100個覚えたり、漢字のフラッシュカードを作って覚えたり、日記を書いたり、宮沢賢治の“雨にも負けず”を全部暗記させられたりと、チェロ以外のことをいろいろやりました。
始めた当時こんなに大変だとは思ってもいませんでしたが、足を抜けるにも抜けれなくなりました。
でもそれらをどんどんこなしていく子供たちを見ていると、子供の能力、記憶力ってすごいな~と思いました。

でも皆さん、どうしてそんなことをするのか疑問を持っていると思うので、説明を少々。
5歳の子供に、物事を覚えさせたり習わせたりということは、つまり親(というか母親)が隣に座って全部一緒にしなくてはいけないのです。
ということは必然的に、親と一緒にいる時間が増えるということです。
これが大事なのです。
親と一緒にするということが。
私も“雨にも”やら、“雀の子”をやりました。
アメリカに来て、宮沢賢治やら一茶を覚えるなんて思ってもいなかった。
では、皆さん暗記しましょう。

「雨ニモマケズ」
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

今こうやって改めて見るとそんなに長くないですね。
嫌がる子供達をなだめすかし教えていた時は、すごい長いものに感じていましたが。

ハブグレのマミー

#241: 捏造?!

2014-03-13 17:22:37 | アメリカ便り
割烹着理系女、だめでしたね。
ぼろが次々と出てくるは出てくるは。
早稲田での博士論文までが捏造だったようです。
捏造というか、コピーとペーストをやっていたそうです。
(この分野というか、生物系で早稲田はまるっきり有名ではないですが、というか早稲田に生物系の学部あったのもしらなかったで)
どうしてぼろが出るようなことをするのでしょうか。
政治家とか有名人でも同じですが、一瞬の栄誉のために一生を台無しにするというようなことどうしてするのでしょうか?

こつこつ型の私にはわかりません。
割烹着理系女も1,2ヶ月の栄誉の為に、これから先の長~い科学者生活を棒にふってしまったのです。
捏造、つまりうそはよくないです。
閻魔様に舌を引き抜かれると教えられなかったのでしょうかね。

うそも方便の時もありますが。
例えば今回の私の翻訳みたいに、ハブちゃんを病気にして翻訳ギブアップしようとしたりとか。
兄の病気のことを、母ヨリさんに教えなかったりとか。

サイエンスで捏造すると、もうカムバックはできないでしょう。
何が割烹着理系女をそうさせたのでしょうか?
精神を病んだ眼立ちがり家さんだったように感じます。

でも残念ですね、本当だったらノーベル賞だったのでしょうが。
多分山中氏は最初から、この話信用していなかったような気がします。
あまりにも話が上手すぎるから。

私の知り合いに、日本ではナンバー1の大学の教授になった人がいました。
最初の3年ほどは、景気よく、次から次へと論文を発表していました。
私が会った時も、“去年は5本も論文出した”とか華々しく語っていました。
結局はそれも捏造というか、その人自体は、自分は知らなかった助手がやったとかいってましたが。
しばらく、テレビや新聞をにぎわせていました。
教授たるもの、助手の責任にして、自分は知らなかったなんて、言い訳にもならないです。
その教室から出たものは全部教授の責任です。
だって、論文全部にその教授の名前がのっているのだから。

人間地道が一番。
そして必要以上の欲を持たないことです。
宮沢賢治の詩、「雨にも負けず。。。」、皆で覚えましょう。

ハブグレジュンタのマミー