退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#299: 実験ノート、それから一言、野次都会議員は首

2014-06-19 21:09:38 | アメリカ便り
都会議員の野次、“お前が早く結婚すればいいじゃないか”、“産めないのか”。
これって、選挙で選ばれた人たちが発生したお言葉なのでしょうか。
議会での品位を欠く野次、行動は腹立たしいです。
即、首にしてほしいです。

今、話題の実験ノート。
STAP細胞、以前にも言いましたが私個人としては作成可能だと思います。
ただそれには、運だけではだめだと思います。
やはり、山中教授のiPS細胞作成みたいに時間、熟練、忍耐、知識が必要です。
小保方さんにはそのすべてがなかったと言うか、費やすことをしなかったのでは。

なんとなく、小保方さん、リンパ球ではなくてES細胞からはじめたような感じですね。
現段階では、若山教授と小保方さんとの間での責任づけです。

実験ノートに関しては、学生、現役研究員の時苦労しました。
いちいち書いているのがめんどくさいと言うのが一番の理由。
そして私の実験、自慢じゃないが失敗が多いので、“失敗した実験のこと、書いたってしょうがないじゃない”と言った具合に、書くことを極力避けていたのです。
時々そこらへんにある、紙切れ、ペーパータオルが実験ノートと化すことがありました。
そうなると、私の実験ノートは紙切れ、ペーパータオルが山のように挟まって大変のことになりました。

小保方さんじゃないけど、私の実験ってコツがいるし、“塩加減”的に試薬を使うこともあるので、分量がわからないときもある。
小保方さんの論文を読んで、再現実験すれども再現できないかわいそうな研究員のように、再現実験するとき苦労しましたが。
でも私の場合は、自分のした実験の再現実験ですから、誰にも文句は言えないので、こそこそと一人実験室で、頭にきながら実験するだけでしたが。
私の実験は白黒がはっきりしていて、捏造が絶対できません。
と言うか、捏造なんて後からわかるようなこと、絶対にする気にはなりませんでしたが。
捏造と言うより、気づかないミスがあったとしても、後々大変なことになります。
このすべてに“良いんじゃない”と適当な私は、実験に関しては“石橋さん”でした。

でも実験ノートって、ページごとに絶対、承認者のサインがいるんです。
そういうのって理研ではしなかったんでしょうか。
私の会社では、私みたいにな“ノート無視派”に少しでもノートを書くことを強いやるため、タダ昼飯付の“ノートサイン会”を年に4回ほど設けました。
ここで、みんなノートをまわしあって、サインをしあいます。

でもこんな私が言うのも何なのですが、本当に実験ノートというのは大事です。
裁判沙汰になったら、実験ノートの重要性は無限です。
私も一度、裁判沙汰になった製品に関与したため、ノートを差し押さえられました。
このときはひやひや出したが、問題なく脱出できました。

このブログ、若い研究員なんて読んでいることはほとんどないとは思うけど、そういう人のために、“実験ノートは無限に大切です”。

ハブグレジュンタのマミー



#298: 世界遺産と文化保存

2014-06-18 19:40:16 | アメリカ便り
オーストラリア、タズマニアにある172,000ヘクターのレインフォーレスト(森林地帯)が世界遺産からはずされるように、オーストラリア政府が動いているそうです。
7月中には、ユネスコからその結果が出るそうです。
このフォーレストには、高さ100メーター近くにもなる樹齢400年から600年の樹が育っていますが、それらを切り倒して、オーストラリアの文化財産(?)である木工細工に使いたいと言うのが理由です。
他にオーストラリア政府の言い分としては、オーストラリアには十分世界遺産(19箇所)があるから、それと、もうすでにたくさん木の伐採が行われたところだからいいじゃない。
と言うことです。

こんな幼稚な考え方で、自然と時間が作り上げてきた地球の遺産がなくなるかもしれないのです。
木工細工たって、キャビネットとかヨットとかです。
それも何百万円、何千万円もするような、一部の金持ちしか買えないようなものです。
別に世界遺産の木から作らなくてはならないと言うわけではないです。

日本だって屋久杉、保護されてますよね。
木工細工に使われていましたが、やめました。
木工細工を作っていた人が、“仕事がなくなったから、木工細工を残したいから、屋久杉を伐採できるように世界遺産からはずしてくれ” なんてこと日本の細工師は言わないと思う。
日本政府もそんなこと聞く耳は持たないと思うけど。
オーストラリアは違った。

もし世界遺産から外れるようなことになったら、開発国では初めてだそうです。

これを聞いて価値観の違いだな~とつくづく思いました。

我が家の隣みたいに、家に2億円かけている人もいるかと思うと、我が家みたいに馬小屋みたいな家に住んでいる人もいる。
自然が何百年と費やして作り上げてきた自然を壊して作った、何百万円、何千万円のキャビネットやヨットを買いたい人もいる。

“何のために?”

ハブグレジュンタのマミー

#297:温泉と刺青

2014-06-16 22:35:44 | アメリカ便り
ワールドカップ、アメリカ勝ちました。
主人は喜んでいます。
茶碗まで洗いました。
アメリカ、この先勝ち続けたら、家の掃除までしてくれるのでは。
なんてことは絶対にないでしょう。

私は温泉が大好きです。
でも、じっとしているのができない私は長湯がだめです。
入ってもからすの水浴びみたいなもんなんです。

私の、じっとしていない性格は年をとるにつれひどくなってきている感じです。
集中力がなくなってきた、つまり、ぼけてきた証拠なのではと、少し心配しています。
でも、じっとしていられないおかげで、体重維持をしていますが。

温泉では必ずと言ってよいほど、サインが出ています。
“刺青お断り”と。
でもつくづくこの先どうなるのかな~と思います。
だって日本、グローバルになるんでしょ。
そうなると刺青をした温泉好きの外人さんはどうなるんでしょうか。
アメリカなんかすごいですよ。
小さい刺青をしている人も入れると、その割合は70%ぐらいにはなるのでは。
“刺青をしている人は絶対に温泉だめ”なんていっていると、告訴の国、人権の国、アメリカから来た人に何て言われるか。
アメリカと言う国は、自国の基準だけで、物事を判断するから。

今まで、日本では刺青=やくざだったから温泉だめになったんだろうけど、最近では若い子がファッションの一部に取り入れている感じですね。
でも刺青をしている人って、アメリカでも日本でも“軽い人”が多いです。
私には刺青をする意味がわからないし、それがファッションであると言う考えもわからない。

各地の温泉旅館が刺青外人から告訴される前に私の対抗手段を伝授します。
一言“当館の規則だからです”と言えばいいのです。
レストランだって、ところによってはスーツにネクタイをしなければ入れないでしょ。
子供を連れて行ってはだめな場所だってあるし。
客はそれで納得しているんだから、温泉刺青も客にそうやって納得させればいいのです。
外人だからと言って弱みを見せてはだめなのです。

それでないと、日本の相撲界みたいになります。
いつの間にか外人に占領されています。
刺青だらけの外人に占領された定山渓温泉。
風情がなくなりますね。

最初に、一言“相撲は日本の伝統芸。日本人でないとだめです”となぜ言わなかったのでしょうか。

でも相撲の場合、日本人でなり手がいなくなったとか理由があるのでしょうが。

ハブグレジュンタのマミー





#296: STAP, 小保方、理研、何だったのでしょうね。

2014-06-15 15:43:46 | アメリカ便り
昨日のワールドカップ、日本対コートジボワール見ましたか?
本田のすばらしいシュートでゴールを決めたけど、その後が続かなかった。
やはり、交代が足りなかったと思います。
後半は疲れ気味で、守備にばかり回っていた感じでした。
残念。

今日はSTAPといきましょう。
まだ、STAPがにぎわしています。
ありえないマウス、遺伝子等の発見でサイエンス的見地から言えば捏造は決まったようですが、今はその確証付けと責任問題。
しかし、元理系女の私が思うに、理研の責任、アドヴァイザーの責任とかいろいろ問われていますが、それらは後の問題であって、一番の責任は小保方さんです。
それを忘れてはいけないと思います。
小保方さんのような人を育てた研究環境が良くなかったとか言われていますが、そんな環境、どの分野にもあります。
だから捏造を、それを生み出した環境のせいにしてはいけないと思います。

小保方さんがかわいくて、プリンセスみたいだからと言っておおめに見ないでほしいです。
前にも言ったと思いますが、ああいう人にはサイエンスをやってはいけないのです。
日本のサイエンス界が“世界3大研究不正”(注1)なんて汚名を背負う羽目になりました。
実際にSTAP細胞のようなことをを研究している人達には大変迷惑なことです。
サイエンス(限らないですが)は、うそを言うと絶対にばれます。
そんなこと小保方さんも知っていたと思うし、更にはそれを“Nature"なんて世界的な雑誌に発表したらどのようなことになるかも知っていたと思います。
それをわかっていてやった理由がわかりませんが、単なる“おばか”なのでは。
常識がないです。

先日のブログで、“アメリカは権利(何の権利かわかりませんが)を守るため常識を失った”と書きましたが、小保方さんも名声を売るため常識を失ったと言ったところではないでしょうか。



注1(団藤 保晴氏のブログから引用)
ヤン・ヘンドリック・シェーン:高温超電導など2000年からの画期的論文でセンセーションを巻き起こし、数々の受賞をした挙句に、データの捏造・使い回しが判明して大量の論文が撤回されました。米ベル研とスイスの大学を兼任、同僚が実験設備を確かめたいと申し入れても「こちらには無い」ですり抜けました。
黄禹錫氏:ヒトES細胞論文は2004年、ヒト体細胞由来のクローン胚から胚性幹細胞(ES細胞)を作ったとし、霊長類でも成功していないのにと世界を驚かせました。クローン牛なども発表されましたが、調査の結果はいずれも捏造でした。

ハブグレジュンタのマミー

#295:ボタニカルガーデン(植物園)に行って来ました。

2014-06-13 20:49:32 | アメリカ便り
今日は、雲ひとつない晴天気。
温度もちょうど良く、植物園散策には最高でした。
愛用のオリンパスで、皆さんにセントルイスの植物園を紹介するために、たくさん写真を撮ってきました。
金物屋で財を成したショーさんという人が、1859年に個人の財産をなげうってはじめたそうです。
79エーカーと言う広さのミズーリ植物園には、北アメリカで1,2の規模の14エーカーの日本庭園があります。
日本庭園にある池ではものすごくでかい鯉が獰猛に、子供達が自動販売機から60セントで買ってくる“鯉の餌”を競い合って食べています。
今日は、鴨も鯉に混じって餌の奪い合いをしていました。
我が家の子供達も小さいときは、よく鯉に餌をやったっけ。
懐かしいな~。

あー、良い天気だった。




















ハブグレジュンタのマミー