退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#374: 携帯

2014-09-21 20:51:17 | アメリカ便り
今日は午後から、携帯の契約をしてきました。
私と主人の携帯はスマートフォーンだったけど、息子と娘のはネットが使えない古いのだったので、機種を変えました。
家族4人の携帯料金が月額25000円です。
いつになったら、息子と娘が自分達で払ってくれるようになるんでしょうか。
しばらくは無理でしょうね。

娘は来年26歳。
と言うことは、主人の会社の健康保険でカヴァーできなくなります。
娘一人の健康保険料、月当たりいくらぐらいになるでしょうか。
たぶん3万円は取られるのではないでしょうか。

お金と言うのはあるとあるだけ使わさる様になりますね。
だから、きっとなければ使わなくてもいいようになるのでは。
携帯だってなければなくたっていいんだし。
別に、人と人が一分の隙もなくつながっていなくても良いと思いますが。

私達みたいな馬鹿な親がたくさんいて、子供に携帯を渡したらそれだけで子供とつながっていられると言う錯覚になるんでしょうね。
言わば、携帯が “へその緒” の代わりとなって、自分の子供とつながることができると思う。
大きな間違いなんです。
へその緒でつながっていたときの子供は歩けないから遠くにはいけないけど、携帯でつながっている子供は自分で歩いてどこにでも行くことができるし、意思も持っている。
おまけにわが息子のように、電話をかけても必ずそれに答えてくれるとは限らないと言うか、答えてくれるのが珍しくなってしまう。
ガールフレンドやら、友達からだったらほとんど100%答えるのですが。

主人がiPhone6にアップグレイドしたいと言うので、アップルストアーに行ったら、4,5人が並んでいました。
日本のニュースで、日本のアップルストアーでの品薄、中国人の横行を聞いていたので、アメリカでもすごいと思っていたけど、なんと4,5人しか並んでいない。
おまけに店の人に聞くと、“まだ、iPhone6 ありますよ” とのこと。
でも、週初めは800人ぐらいが列を作っていたそうです。
私達の後ろに並んだ、ヴェトナム人が “東南アジア人が転売目的でたくさん並んでいた” と言ってました。

たかが電話、されど電話。
何でしょうね。

ハブグレジュンタのマミー


#373: 犬の話

2014-09-20 21:26:26 | アメリカ便り
ハブちゃんの続きです。
セラピードッグトレイニングからです。

ハブちゃんが2歳になってからセラピードッグのトレイニングをはじめました。
まずは、ハブちゃんがセラピードッグに適しているかをテストされました。
大事なことは、他人、他犬に危害を与えないと言うことでした。
ハブちゃんのことなので、問題なくパスでした。

さて12週間のトレイニングが始まりましたが、初めてインストラクターを見たとき、“これはだめだ”と思いました。
何がって、私がもっとも嫌うタイプだったのです。
つまり、
1. もったいぶる。5分で住むことを20分ぐらいかけて話す。
2. パワーを好む。“私の言うことを聞かないと、このクラス、パスさせないから” と言うにおいが漂ってくる。生徒もそれを知っているから、インストラクターに媚びる。
3. セントルイスから’出たことがない。つまり、“井の中の蛙”タイプ。
4. 自分が一番と確信している。 つまり、成長のしようがない。
5. 贔屓をする。こんなところにまで、贔屓と言うのがあるんです。
等々、きりがないです。
このようなクラス、たぶん私が始めての外人だったと思います。

12週間の間、私とこのくそインストラクターの影の戦いは間断なく続きました。
私自身、“どうしてボランティアーと言う、好意でやることに、ここまで、いやな思いをしなくてはいけないのだ”と幾度もやめようと思いました。
でもこう思っていたのは私だけではなく、いつの間にか、クラスサイズは小さくなっていました。
クラスメートと話すと、“このインストラクター、リトルヒットラーって呼ばれていたんだって”とか、長い間、他の生徒達も同じ気持ちでいたんだと思いました。
私自身、何回もこの施設のディレクターにいちゃもんをつけたんだけど、“判っているけどどうにもできない”と言った感じでなにもしてくれませんでした。
12週間のコースが終わりテストをパスして、無事セラピードッグの資格を取ったとき、“もうこんなとこに二度と来るか”と思いました。
実際、卒業してセラピードッグとして7年間ボランティアーをしたけど、一回も戻りませんでした。

ジュンタもたぶん良いセラピードッグになると思うけど、考えています。

ハブグレジュンタのマミー




#372: わからない事がたくさんです、この世の中。

2014-09-19 22:51:21 | アメリカ便り
今日はまた、いつもの4人組でハッピーアワー。
1ヶ月に1回ぐらいの割合で、リストラにあって以来もう5年は続いています。

パブリックTVのシリーズで、先週からルーズベルト大統領(セオドアとフランクリン)のバイオグラフィーを放映しています。
ここで気になったのは、1910年代のアメリカ。
炭鉱では、10歳の子供から週70,80時間も働くことを強いられていたそうです。

ルーズベルト(セオドア)が大統領になって、子供達も大人も最高、週50時間就労までとなり、その他いろいろの改善が見られたそうです。
現在アメリカでは、人権侵害阻止、子供保護、人種差別禁止等々いろいろと人権に対して保護法ができていますが、近代化が始まって100年以上費やされてここまできたのです。
アメリカも100年前は、中国、インド、南アメリカの国々のように貧しく、国民にいろいろの困難を強いていたのです。
現在のアメリカのこのデモクラシー社会と言うものは、このようにいろいろな犠牲を、長い間払って確立されたのです。

と書いていますが、皆さん私が何を言いたいか判らないでしょう。
私自身もはっきりわかりませんのでご安心ください。
なんて、変な話ですが。

アメリカと言う国は、自国の問題はアメリカ国内で解決してきました。
他の国が介入して、アメリカの方針を変えたとか決めたと言うことはなかったと思います。
でもアメリカはそういった介入をあちこちの国でやってきました。
南アメリカでのチャイルドレイバー(子供の労働)が悪いと言ってそれを直そうとしたり、政府軍と改革派が内戦を起こすと、アメリカに都合の良いほうの一派(一応世界の為と言いますが)の肩を持ったり、とにかく、アメリカの現在のものさしで、他国を見ようとします。
今起きている中近東での問題は余りにも複雑すぎるし、犠牲者が多すぎるので、私がここで書いていることとは別の話となりますが。

一国が進歩には時間がかかるし、その “進歩” の意味も国によっては様々だと思います。
私の言いたいことは、国が進歩する為には、他国から何やかや言われて特定のところだけを進歩させてもだめだと言うことです。
国が自国の為、全体のバランスを考えながら進歩させていかなくては、日本の隣国のように、偏った進歩(?)となるのでは。

ちょっとき今日の説明は、判りにくいでしょうか。
ハッピーアワーで飲んだスコッチのせいにしよう。

ハブグレジュンタのマミー


#371:自堕落な一日でした。

2014-09-17 19:31:55 | アメリカ便り
以前も書いたように、私は長い間不眠症で悩まされています。
昨晩は薬を飲んだけど余り寝れた感じがしませんでした。
それでと言っては何ですが、今日はわれながら大変自堕落な一日を過ごしました。
朝、入っていた翻訳の仕事、またまた一日しか時間をくれなかったため、お断り。

ところで、日本ではデング熱がいまだ流行しているようです。
アフリカはエボラ熱だし、この先もいろいろな感染症が増えてくる可能性が大だと思います。

デング熱対策として、昨日のニュースで興味深い記事を3つほど見つけました。
そのうち2つは、デング熱ウイルスを媒体しているネッタイシマカと、遺伝子操作で普通の繁殖能力を失った蚊とを自然交配させることによって、子孫ができないようにして撲滅すると言ったものです。
もうちょっと詳しく説明すると、
一つは、ネッタイシマカのオスを遺伝子操作によって、テトラサイクリンという抗生物質が存在しないと生きていけないようにし、それを自然界に放し、メスと交配してできた子は、テトラサイクリンがない自然界では生きていけないので、結果的に蚊は死滅してしまう。
二つめはネッタイシマカのX染色体(メス)を操作し、メスの蚊が発生しない状態にして、自然界からメスをなくすことによって、ネッタイシマカを撲滅する。
あとの一つは、ショウジョウバエと言うハエに共存している “ボルバキア” と言うバクテリアにデング熱ウイルスの働きを抑える作用があるので、そのバクテリアをネッタイシマカに注射してボルバキアに感染させ、それを自然界にはなすそうです。今までの実験で、最初に30万匹を感染させ、それを自然界に放したら、2週間後には15%、3ヵ月後には90%の蚊がボルバキアに感染していたそうです。

どの方法も、自然界に対するインパクトは大でしょうが、どちらかと言うと3番目が自然界に対してのインパクトは小さい気がします。

ところで、どぶさんのブログが英語の発音についてだったので、一言。
日本人は、V, Th, R, Lの発音がだめと言われています。
ここで、アメリカ37年の私が進める、方法をお知らせします。
Vは下唇を軽く噛んで発声する。
Thは舌を上の歯の裏につけて発声する
Rは舌を口の中で、奥にまくように発声する。
Lは舌を上顎につけて発声する。

と言うことです。

朝顔に覆われた我が家。


ハブちゃん


まさしく鈴なりの柿




主人の会社でのパーティーのために作った海苔巻き


ハブグレジュンタのマミー

#370:今朝のニュース。

2014-09-16 22:52:05 | アメリカ便り
以前書きましたが、アルジェジーラというワールドニュースを毎日見ています。
このニュースステーションは、中近東カタールの首都ドーハと言うところに本社があり、その他世界各地に報道ステーションがあります。
中近東にあるからと言っても、アメリカでよく見かけるキリスト教チャンネル見たいに宗教的に偏ってはいません。
単純に世界のニュースがよくわかるようになっているチャンネルです。
と言っても、イスラエル対パレスチナ戦の時は、アナウンサーがだいぶパレスチナの肩を持っていたのが見え見えでしたが。

今朝のニュースは、アメリカで植えられている食物の種の73%は遺伝子組み換えで、その使用は10社の会社によってコントロールされているとのこと。
この10社の中に私が働いていた会社も含まれています。
とうもろこし、大豆、菜種、パパイヤ、なすび、トマト、タバコ、小麦等等いろいろの食物に遺伝子組み換えが行われています。
それらの遺伝子とは、寒さや日照りに強い遺伝子とか、害虫に耐性を持った遺伝子、除草剤に耐性を持った遺伝子、食物の構成成分を変える遺伝子等、これまたいろいろなものがあります。
私が、研究していたのは、害虫に対して耐性を持ったとうもろこしの作成でした。
この他、私自身は関与しなかったけど、自社で販売している除草剤に対して、耐性を持つ遺伝子が組み込まれた大豆の研究もしていました。
このように各社で開発された遺伝子組み換え食物は、開発した会社が特許を取って、その使用をコントロールすることができます。
だからこのようにいつの間にか、アメリカで作られている食物の73%がプライベートカンパニーによってコントロールされてしまったのです。
このコントロールと言う意味は、個人が勝手に収穫した食物から種を取って、それをまた来年に使う、なんてことができないように法的に規制がされていると言うことです。
ちなみに、人間の遺伝子も、特許で保護されています。

今日のニュースでは、“オープンシーズ”と言う、みんなが自由に使える種を作ろうと言う試みがでてきたと伝えていました。
大多数の種が特許によって保護されている為、このオープンシーズの人達は、新しい品種や遺伝子組み換えがなされていない種を世界各地から取り寄せて、販売をしているそうです。
そのパーケージには、“この種は購入した人の自由でお使いください”みたいなことが書かれているそうです。

遺伝子組み換え食物の開発、新薬の開発には、非常に膨大な時間とお金が必要です。
だから、会社がそれを取り返し、更には、次の開発の為の費用を獲得する為に特許が有効の間できるだけ、お金をもうけようということは判ります。
それができないと、研究が続かないとも思います。
でも、お金がなくて薬が買えない病人、飢餓に陥っている国を見ると考えさせられます。

ハブグレジュンタのマミー