退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1054: What a day, What a day (なんていう日だ、とでも訳しましょうか)

2018-07-17 09:26:03 | アメリカ便り
なんと、あのADHDキキの“いつでもどこでもおしっこうん子垂れ流し”が治ったのです。
あれだけ苦労していたのに。
ジュンちゃんがまた少々おしっこが近くなったので、おしっこがアルカリ性になってきたかな~と思い、クランベリーの錠剤をアマゾンで購入し、1週間前ほどから飲ませ始めました。
どうせだから、キキちゃんにも飲ませてみたのですが、それがよかったのかどうかわかりませんが、“おしっこチョコチョコ”がなくなったのです。
獣医さんでキキのおしっこを調べてもらったとき、なんでもないといわれたのですが。
まずはストレス解消。

今日のお題ですが、これまたわからないでしょうね。
まずは最初から筋を通してご説明いたします。

私にはイタリア人夫婦の友達がいます。
ご主人のほうは、昔の仕事仲間。
仲間といっても向こうは一緒に仕事をしていたグループのグループリーダー。
自分のボスとはうまくいっていなかった私は、いろいろとこの面倒見のよい、人柄もよいイタリア人のグループリーダーのところへ相談にいってました。
そして、私たちのグループを含んだ600人がいっぺんにリストラに会ってからも時々あっています。
イタリア人の特性なんでしょうか、まーよくしゃべる人で(娘のボーイフレンドもイタリア系で、空港から娘のアパートまで、2時間しゃべりっぱなしでした)この奥さんにあったときは“そのよくしゃべる理由”がわかりました。
奥さんはグループリーダーよりもっともっとしゃべる人でした。
だから家では口を開ける機会がもてないのでしょう。
だって奥さんが常にしゃべりっぱなしだから。
ちなみにこの奥さんは私のファイナンシャルアドヴァイザーで、私の退職金を預けた人です。

この夫婦が昨日イタリアに里帰りの予定だったので空港まで送ってあげました。
が、帰り道を半分ぐらい来てから、奥さんから電話。
“あれ、パスポートでも忘れたのかしら”と思っていたら、持っているパスポート(USAのパスポート)では出国できないといわれたとのこと。
夫婦二人で9月はじめには帰ってくるので11月に無効となるパスポートでいいはずなんですが。
航空会社の人から、“3ヶ月余裕がないとだめ”といわれたそうです。
パスポートの書き換えには最低でも、お金を余計に払って2,3週間はかかります。
さらには、レンタカーのキャンセル、飛行機チケットのキャンセル、ホテルのキャンセルなどなど、思っただけでも頭が痛くなる。
これを本当に“what a day, what a day"tというのです。

空港に迎えに行ってまた家に連れてきました。
冷蔵庫も空っぽだし、スーパーに行かなくては行けないし。
友達を下ろして、しばらく運転していたら、またまた奥さんから電話。
“車の中に携帯を忘れた”だって。
またまた引き返して携帯を渡してきました。
私もどっと疲れました。
この夫婦70歳そこそこですが、やはり年をとって旅行をするということは大変なのだ。

What a day, What a day, indeed.

PS.このご主人のほうはイタリアではサッカープレイヤーだったそうで、プロ試験を受けるために電車に乗ろうとしたらその電車が遅れ、変わりに大学院にいったそうです。
電車が遅れなかったら、先日のワールドカップでプレーをしていたかもしれませんね。

ハブグレジュンタのマミー

#1053:北朝鮮拉致被害者と西日本洪水被害者

2018-07-16 09:32:08 | アメリカ便り
西日本洪水での死者が200人を超え、行方不明者がまだ50人もいらっしゃるとのこと。
突然の災害でお亡くなりになった方々、そしてその家族の方々の無念を思うと何ともいえないです。
“生と死は隣りあわせ”といわれますが、こういった天災、事故、犯罪に巻き込まれて突然命を落とすということは誰にでもおきることと、つくづく感じます。
死というものが本当に近くに感じます。
明るいニュースといえば、酷暑の中連休中に4万人以上の方々が全国からボランティアーに駆けつけてくれたとのこと。
感謝しかできない私ですが、“ありがとうございます”と一言。
そして、被災者にはきれいな水を使わせ、自分たちは泥水で顔を洗っている自衛隊員のかたがた、頭が下がるだけです。
ご苦労様です。

突然、目の前から愛する人が消えてしまうという悲惨な事実は北朝鮮拉致被害者もこういった天災、事故、犯罪で亡くなった方々もおなじと思います。

もう10年以上にもなりますが、仕事仲間と話をしていたとき、北朝鮮拉致被害者の話になりました。
仲間の一人(アメリカ人)が“拉致被害者もコロンバインシューティングで殺された人たちも、いなくなったことには変わりはない、どうして拉致被害者ばかりがこう何十年も問題になっているんだ”と言いました。
非常にアメリカ的感覚で物事を考える人です、が私もそう言う考えもできるなと、拉致被害者のご家族には悪いですがある程度納得できました。
拉致被害者は拉致という人間の尊厳を無視した行動でいなくなったということが問題ですが、その拉致が国単位で行われてということが国際社会上でなおのこと問題となっていると思います。

でも尊厳を無視された死(拉致)ならば、天災、事故、犯罪もそうです。
突如目の前からいなくなることには変わりがないのです。

家族にとっては天災、事故、犯罪によって愛するものが拉致されたのです。

ハブグレジュンタのマミー




#1052: 鮭の丸太切り

2018-07-15 07:51:20 | アメリカ便り
日本の歴史はお休み。

昨日またまた9時間運転して娘は帰って行きました。
今までは私も一緒に運転していくのですが、今回は新しくできたボーイフレンドのところにも寄るそうで、“母親は邪魔”ということになりました。

子供に必要でなくなった母親って、、、空気の抜けた風船、“鼻にツン”が抜けたわさび、退職した65歳の親父みたいなもんでしょうか。
人間必要とされているという感覚が生きがいというものでしょうか。

私にはまだADHDキキとジュンちゃんがいます。
ちなみに、今こうやってブログを書いている私の足元では、キキがいつの間にかトイレからトイレットペーパーを持ち出してきて、それをかじりまくっています。
ちょっとでも油断するとこうなんです。

今日のお題もわかりにくいですね。

アメリカでは日本みたいに魚をサバクという文化がなかったのです。
私がアメリカに住み始めてしばらくは、魚といえばステーキ感覚で食べられていました。
だからほとんどすべての魚は“丸太きり”でした。

ところが日本食がアメリカ社会になじんできた15年ぐらい前から、それが姿を消し始めたのです。
つまり、日本みたいに“3枚おろし”となったのです。
依然、ステーキみたいに売られている魚もあります。

ここで“鮭の丸太切り”というのが何か説明すると、

1. 頭と尻尾をちょん切り、
2. 腹を割って、中身を取り出し、
3. 技術もなく、ただ、ぶつ切りにする。

そしてこのぶつ切り鮭を“ステーキ”と言いばえを良くして販売する。

日本の“魚をさばく”と言う繊細な文化も技術もヘッタクレもない、アメリカすべての文化の象徴的(つまり大雑把)“鮭の丸太切り”なのです。

そしてこの長い間見なかった“鮭の丸太切り”を、いつも行くスーパーで先日見かけたのです。
思わず、“ギョギョ:魚魚”っとしました。

“鮭の丸太切り”を見かけなくなったのは、日本食のおかげでしょう。

日本の朝顔が咲き始めましたよ!!



ジュンちゃん。いつもADHDキキの相手、ご苦労さん。



キキがジュンちゃんをからかっていrところです。
嚙み噛みお菓子をあげると、いつもジュンちゃんが1分以内で食べ終わるのですが、キキちゃんはわざとゆっくり食べ、自分の食べているお菓子をジュンちゃんの鼻の前に落とすのです。
それをとろうとするジュンちゃんをからかうのです。
時々、からかうことに失敗して、本当にジュンちゃんに取られてしまいますが。



ハブグレジュンタのマミー



#1051: 日本国憲法公布:渡部昇一氏「日本の歴史」より。

2018-07-12 09:45:38 | アメリカ便り
アメリカ中西部は毎日90度を越す暑い日が続いています。
こうも暑いと何もしたくないです。
といっても主人はこの暑さの中、毎日ほぼ半日は外で、上半身裸で“何か”をやっています。
この“何か”とはまるっきり成果が見えないからで、雑草だらけの庭の雑草を手で一本一本丁寧に抜き取るとか、どうせ、鹿やウサギに食われてしまう、野菜を育てたりとか。
どうせ、育てるなら柵でもすればいいのだけど。
ようやくそれに気づいて柵をしたけど、何せ中途半端(アメリカではハーフアスジョブといいます)な性格(変なところでは意固地と言っていいぐらいこだわるけど)、柵の役目をしない柵なので、いまだに野生動物のいいえさとなっています。
私のトマトは、デッキで育てているし、ちゃんとつっかえ棒も立てているので、トマトの実がたわわになっています。

8ヶ月となったADHDキキは相変わらずハイパー。
いまだにおさまるところ知らず。
その代わりまだ5歳にならないジュンちゃんは老犬化してしました。
キキの相手じゃ、1日が1ヶ月ぐらいに感じるのでしょう。
かわいそうです。

さて昨日の続きです。
渡部昇一氏の本からの写しです。

GHQが公布した日本国憲法は条約憲法だから、条約の終結時、つまり独立回復時に日本国憲法を失効させ主権の発動たる憲法、つまり普通の憲法を新たに制定すべきであった。
現在日本の憲法を新たに改正しようとする議論があるが、主権のない時代に作られた憲法を改正したりしたら、その憲法に正統性を与えたことになる。
だから内容は同じでもいいが、今の憲法は一度失効させねばならない。
GHQは憲法の草案をわずか10日あまりで作って日本に押し付けた。
日本人による「憲法草案委員会」の仕事の99パーセントは占領軍の原案を翻訳することであった。
これは明らかに国際法違反である。
近代戦時国際法の基本を定めた「ハーグ陸戦規定」に、「勝者が敗者の主権を無視して恒久的な立法を行ってはいけない」と明確に定められているからである。

日本国憲法前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我らの生存と安全を保持しようと決意した」と記されているが、国民を生かすも殺すも他国に委ねるというこの部分だけを読んでも、「これは憲法ではありません」と言っているに等しい。
続きは次回です。

ハブグレジュンタのマミー

追文

私がこの渡部氏の本をすごく気に入っている理由は、私みたいなものにも非常にわかりやすいからである。
簡潔つまり、ワンセンテンスで終わることをグタグタ、長ったらしく書いていない。
ミーティングでもそうだけど、頭のいい人は簡潔に要点をついて話すから短くてすむ。

ぼんくらは、とにかくながったらしく話したり、書いたりする。
野党の国会質疑みたいなものです。
話す時間または文章が長ければ長いほど、頭がいいことを示していると勘違いしている。
私の以前働いていた会社でもこのような人たちがたくさん、というかほとんどがそういった人たちでしたね。


#1050: 日本国憲法公布:渡部昇一氏 「日本の歴史より」

2018-07-11 09:48:00 | アメリカ便り
西日本の洪水は150人以上の死者、そして甚大なる被害を出しました。
最初は死者2人と言っていたのが今朝は158人にもなっていました。
いつ襲ってくるかわからない自然災害の恐ろしさを身にしみて感じました。

昨日は月曜日の夜、9時間運転してモルモット2匹と家に帰ってきた娘と映画に行ってきました。
運転中、95度の炎天下の中エアコンが壊れてしまい、窓を全開して最後の2時間半を運転してきたそうです。
早速修理に持っていくと、フリーオンを加えるなんて簡単なものではなく、なんと、エアコン全部を取り替えなくてはいけないといわれ、1500ドル。
おまけにブレーキも換えたほうがいいといわれ、500ドル。
計2000ドルと退職夫婦には痛い出費となりました。
中古で買った2008年ホンダシヴィック。
娘、後1年で研修医となり少しはお金が入るので、もうちょっとがんばってください。

映画はジェラシックワールド。
SFが大好きな私は、アリッサぐらいしか一緒に映画に言ってくれる人がいません。
娘も息子もお情けで付き合ってくれますが。
主人はお情けもない。

「日本国憲法」、渡部氏は「主権のない時代に押し付けられた国際法違反の“憲法”」と定義しています。
新憲法が昭和21年11月3日に公布され、翌年5月3日に施行された時点でも占領下の日本には主権がなかった。そのことをもっともわかりやすく示した例は、新憲法が発令された後でも、日本の憲法によらずに日本国内で死刑が執行された(東京裁判)ことである。

「主権のない時代に主権の発動たる憲法ができるわけがない」というのが全うな憲法に対する考えであろう。つまり、「日本国憲法」とは占領軍が植民地日本の統治を都合よく行うための「占領政策基本法」だったのである。
言い換えれば、日本国憲法は条約憲法で普通の憲法ではない。

「日本国民の総意に基づいて」などとは言えないことは明白である。

そんな「日本国憲法」に70年以上もしがみついている国民って、単にお人よしなだけではないのじゃないでしょうか。
日本を考えてるの?、といいたいですね。

続きは次回

ハブグレジュンタのマミー