600m程のところに住む、認知症のば~ちゃん。
毎日食事を作って持って行くのだが、このところ食べた後の容器がない。
あっちこっち探すが見当たらない。
〝ば~ちゃん、どこにしまった?〟
〝どこもやんないはずだけど、ねずみが持ってたかな~〟
見っけ!
ストーブを置いている台の下で発見。
〝ば~ちゃんあったよ〟
〝どこにあった?〟
〝なんでこんな所に置いたんだろうね。あら、まだ入っている。別の入れ物に移そうか?〟
〝いつのだかわかんないから、捨てよう〟
〝そうかい、もったいない事をしたね。〟
レンジがあっても使わないので、ストーブの側で冷めないようにしていたんだね。
〝いつもありとうね〟と車が発進するまで見送ってくれるば~ちゃん、
今度はすぐ見つけられるよ。