大切なものをなくすのは慣れました。
悲しんでいても人生快方に向かわないことを知っている。
という事で気を取り直して昨日は友人が川原でサウナをするというのでセッティングをお手伝い。
人生初の屋外サウナを体験した。
縦長テントの様な形、屋根に穴が開いていて薪ストーブみたいなものから煙突を出す。
特別な割れにくい石をストーブの上で熱して川の水をかけたり、白樺の葉を束にして水に浸し熱々の石に当てると蒸気が立ち上る。
熱風がテントの中を駆け巡り、肺の中まで熱くなる。
テントサウナ室が広くない分、考えられないほど熱くなるのだ。
もう2〜3分したら汗が吹き出す。
我慢できないほど熱せられた身体を川に飛び込んで冷やすのだ。
その自然と一体化していく感覚はかなり病みつきになる。
サウナ道にのっとり、熱さと冷たさを繰り返し最後に河原に吹き抜ける優しい風に包まれる。
川の流れる音と鳥の鳴き声だけの世界に初めて「ととのう」を体感した様な気がする。
サウナ道にはその「ととのう」という一種の多幸感があって、人によって感覚が違うので実感するのが難しい。
実際僕は街のスパのサウナで同じ作法で露天ゾーンで風にあたっても体感でできなかったのだ。
大自然に包まれてのんびり空を眺めるだけで多幸感は感じるのだから、サウナ道における心地よさが加わってすぐにその快感はやってきた。
これは…
この屋外サウナの良さは最高の喜びになった。
道具はかなり嵩張るが、その価値あり。
パックラフトの疲れは一気に吹き飛んだ。
河原に最高のアクティビティあり