前回の収穫物、タマゴタケと山葡萄は、調理しても食べても楽しかった。それはそれでいいんだけど、おひたし用の山菜が間もなく品切れになりますね。天候も回復したみたいなので、H川の山菜採り場を訪ねてみることにした。
日の出が遅くなってきて、活動の開始時刻もそれに合わせざるを得ないので、のんびりと4時過ぎに起き出して出発した。
ススキが穂を広げつつある
森の中は水が溢れ出すこともなく乾くこともない
豊かな森は、多少の雨にも乾燥にも、揺るがされることはない。
本日は、第二の畑の脇を流れる小沢に入ります。こういう沢だと、
ミズの枝先が沢にせり出しています
ミズコブもいい案配に実っているのですが・・・
沢にせり出したミズコブは、沢の水で流されてしまいます。逆に斜面の上のミズコブは、地上に根を広げ、来年、また群落を作ってくれます。
以前にもチラッと書いた気がするんだけど、『上のミズコブは間引くように採って、下のミズコブは好きなだけ採る』。この考え方で間違いないと思うんだな。
それだと、来年もこの地に群落が出来る。誰かから聞いたわけではないんだけど、この考え方で長いこと採り続けることが出来ているから、今後も継続していく予定。
その気になればいくらでも採れるんだけど、今回も1週間分(百本)だけ戴いて帰ります。あっという間に予定量に達します。あとは景色を眺めながらのんびりと森林浴です。(実は、採りすぎると後始末で苦労するから、自重せざるを得ない)
相変わらず爽やかなブナ林
シロヨメナ?
収穫もいいけど、やっぱり、この散策が堪らなく気持ちよいのですよ。じんわりとよい汗をかきながら森中の道形を引き返します。人里が近づいてくると、
何の花か分かる?綺麗だと思いません?
イタドリが花盛りでした。目立つ花ではないので、見過ごしがちなんですけど、本日は、心に余裕があったのでゆっくりと眺めることが出来た気がします。ああ、秋だねえ。
本日も自然散策で、俗世のしがらみに乱れた心を浄化することが出来ました。
ありがとう!山の神様。また、遊びに来ますね。
念のため、ミズコブ100本分って、欲タガリだ!と思うかもしれませんけど、大した量にはなりません。
葉っぱを取り除くとこのぐらい
これをおひたしにすると、
可愛いものでしょ(中タッパー一つ分)
欲タガリにしては控えめに見えるんですけど、葉っぱはずしの手間を考えると、このぐらいが適量だと思っています。
そして、また少しすると、いい空気を吸いに遊びに行けるんだから、この方がマタギの欲求を満たしてくれてるんじゃないかな。