今回の山からのいただき物。
下ごしらえが終わったところ
量は少ないけれど、食べ頃の『クロフ』です。一応解説。
前回収穫の『シロフ』
今回収穫の『クロフ』
同じマイタケだけれど、色が全然違います。ご覧の通り、黒っぽいか白っぽいかで呼び名が変わります。で、珍重されるのが『クロフ』の方です。下ごしらえをしていると、確かに香りが強いと思います。ということは、多分、味の方も濃厚なんだろうな。前回以上の高級食材と言えるかもしれません。この子達をどうやって食べる?
ポクポクポクポク チ~ン
≪マイタケの天ぷら≫
マイタケ料理の種類は数々あるけれど、これは外せません。ましてや、香りと味が濃厚な『クロフ』なら食するべきでしょう。行ってみます。
下ごしらえの部
・適当な大きさに切り分けて、ナイフとブラシ、濡れ布巾で汚れを落とします
※結果は、最初の写真のようになりました(天ぷらには左側を使用)
ここで考えた。「マイタケはいいけど、あと、何を揚げる?」ネットで『天ぷらランキング』なるものを検索してみた。どこを見ても、マイタケは上位にランクされているんだけど、それを上回っているのがエビ。そう言えば、前回のエビ天で少々の遺恨を残していたんだっけ。その辺を確かめておきたいですね。そして、目に入ったのが『ナス』。これは冷蔵庫にたっぷりあるから、栄養と彩りを加える意味でも追加しましょう。ま、こんなところかな。
一応、ナスに切れ込みを入れました
※例によって、卵黄+マヨ:冷水:薄力粉:片栗粉 = 1:3:3:1(×50ml)
※さっと和えて
調理の部
・マイタケとナスは、低温で泡が小さくなるまで普通に揚げました
こんな感じ(揚げ玉だけでなく汚れを丁寧に底からすくい取ります)
・下ごしらえ(殻剥き、背わた取り、筋切り)を済ませたエビを揚げます
※衣の濃度を上げるために薄力粉50ml追加
・中温で揚げてみました
※やっぱり、汚れをこまめにすくい取り続けたらきれいに揚がりました
本日の夕食です
エビの頭をちょっと工夫してエビ汁にしてみたんだけどかなり旨かった(作り方は後日紹介)。天ぷらの出来映えは良好でございまして、どれが主役だか分からない感じなんですけど、マイタケも十分に美味しかったです。
家族も喜んでくれていたのでよかった。ところで、
マイタケと一緒に連れ帰ったヒラタケ
こちら様は、『吸い物』と考えていたのに、エビ汁にポジションを奪われてしまったので、
ヒラタケの吸い物
翌朝の椀物にさせていただきました。これも味・香りとも申し分なし。
これで、めでたしめでたし(マイタケ、ちょっとだけ残ってるけど何とかなします)。
山の神様、今回もありがとうございました。