午前中に山から帰還。
さあ、これから食材との対決が始まりますよ。何てったって、マイタケの初物と、贈られてきた生カツオを調理しなければならないのだ。
今年初収穫のマイタケです
ということで本日は、
≪マイタケとカツオ尽くし≫
下ごしらえの部
マイタケの部
まずはマイタケを終わらせます。マイタケの場合、洗わないのが大原則なので、丁寧さが求められます。
・マイタケの石づき(根元の所ね)は切り落とす
・残りを食べやすい大きさに切り分けてから、汚れを落とす
汚れを落とした状態(かなり時間がかかります)
※写真の左上に写っているナイフと歯ブラシと濡れ布巾が三種の神器になります。これを駆使して、出来るだけ丁寧に汚れを落とします。
・この段階で500g程になったので、200gをマイタケご飯(4合)に、100gをマイタケの吸い物に使って、残り200gを保存することにしました。
そんでもって、マイタケご飯(米4合に酒醤油各大さじ4と顆粒だし)と吸い物(水カップ2にめんつゆ大さじ1.5と塩ちょっと)のレシピは用意してあるので、こちらは妻と娘に任せてしまいました。だって、
この子が待ってるんですもの
カツオの部(調理に入ります)
・ウロコ落としからサク取りまでは、前回と同じ
4本のサクが取れます
・この内2本は、皮を剥きます
※1本は、普通の刺身に、もう1本は、前回好評だった『ヅケ』にする予定
・サクのしっぽ側1㎝ぐらいの所の身に包丁を入れ、皮と身の境目を探ります
・この境目に包丁を当てて角度を決めたらしっかりと固定します。
・反対の手で、しっぽ側の皮を引っ張りながら(手がクロスします。かなりの力を加えます(これをマタギは『菩薩掌』と呼んでいる)。)皮1枚残して身を外します
ふう、剥けた。よく脂がのってるぜ!
※カツオの皮は薄いので、かなり難しいかも。我が家で最強の『柳刃』を使いました
※包丁のお手入れは、極めて大事!!
・前回と同じ割合で作った汁(醤油みりん酢砂糖ごまあぶら、ニンニク)に漬けて冷蔵
お昼に試食(旨かった!)
さあ、続きです。
・腹側の身も1本皮を剥きます
何とかなりました(こっちの方が皮が薄くて難しい)
ラップして待機
皮を剥かなかった方は、前回と同じようにタタキにしました。
1本は普通に切り分けて戴きます
もう1本はラップで密封して冷凍しました。(昨日残した半身も冷凍してあります)
ようやく、ここまで辿り着きました。
分かるでしょうか、この感覚。肩に掛かっていた重しが外れた感じ。山形弁で、『ドッカとする』んですよ。
これにて、石巻からの挑戦状に応えることができたようです。
マイタケのご飯とおすましも順調なようです。そして夕食時、
どう食べるんですか?
食べたかったものだらけです。これに、もうひと工夫。
カツオのタタキを薬味で飾って、
戴きます!意外にもスイスイと食べられるものなんですね。家族みんな、大満足になった、これぞ山海の贅沢食べ放題ディナーと言ってよいでしょう。
たくさんの人や神様に感謝いっぱいの食卓となりました。
ありがとうございます。