前回のマイタケ採りで体感した体力的な課題は、自分なりの方法で解決できそうだ。しかし、ここに、もう一つの大きな課題が立ちふさがっている。
シロヨメナ?(H川より色が濃い)
それは、『時間』なのだ。
マイタケシーズンがやってくると、マタギの脳裏に過去の感動的な出会いが次々と蘇ってくる。「あの木には、でっかい株が3つも生えていたっけ。」「この木は、大体3年おきに出るから、今年は出番なはずだよなあ。」「こっちは、別のキノコ採り人も知っている木だから、先手を取らないわけにはいかないんだよなあ・・・」同時に色々な思惑も駆け巡る。
とにもかくにも、マイタケ採りは、キノコマン達の思惑がぶつかり合って、激戦になるんだよなあ。それなのに、『旬』の期間は、すごく短いんですよ。こういうキノコなものだから、のんびりしてはいられないんです。
ところがですね、もう一つ大きな問題があるんです。それは、『マイタケの出る木は、遙か彼方の崖の上』であることが殆どなんですね。ここまで書いてきた体力と関係が深いんですけど、マタギ達の通っている木は、斜面の取り付きから100m~200mは登らないと生えていません。つまり、1本の木を確かめるために崖を登って、そこから崖を下ってまた別の斜面を登り返して確かめる。その繰り返しなんですよ。
これは辛いっす。いいところ2斜面。3回繰り返したらふらふらになります。疲れること以上にリスクが高まると考えるべきでしょう。
ということは、1回の山遊びで確かめられる木の数は限られてしまう = 時を逃してしまう木が増えてしまう。こういう公式が成立してしまうんだなあ。
で、ようやく本日の行動につながります。A氏と前回見てきたミズナラ達は、1本を除いて全く発生していなかったので、来週また見に行く。体力的にはそれでめいっぱいなので、その時に当たれない木を本日確かめることにしたのだ。
説明が長くなってしまったので、ここからはあっさりと。
まだ早いかなと思ったんだけど
少しだけ出ていました。
小さいけれど・・・
カサの開き具合を見ると『サカリ』です。今が一番美味しいし、下ごしらえもしやすい状況です。
この木には、もっと大きな株が発生するのですが、まだなのか、もう採られてしまったのか分かりません。でも、今回の分は戴いて帰ります。
この木も大分古くなってきた。あと何年出るか
ヌメリツバタケ(食)は好みじゃないのでバイバイ
モダシ(ナラタケモドキ?)(食)は、もっといっぱい出たらもらいますね
ヒラタケは少なかったけど食べ頃なので戴き!
ミズコブも『旬』ですけど、在庫がたっぷりあるのでパス
確実に秋は進んでますね。この歩みに遅れないように自分の体調を管理しながら楽しんでいきますよ!
山の神様、またよろしくお願いいたします。
今年も中秋の名月に感謝のお参り