マタギおじいさんが、キノコ蕎麦を作ることにしました。
「うまいうまい蕎麦になれ。キノコいっぱいの蕎麦になれ。」
山では、美味しそうなサワモダシが採れました。
うんとこしょ、どっこいしょ!
でも、蕎麦つゆには足りません。
サワモダシは、ブナカノコを呼びに行きました。
おじいさんをサワモダシが手伝って、サワモダシをブナカノコが手伝って、
うんとこしょ、どっこいしょ!!
それでも蕎麦つゆには足りません。
ブナカノコは、マイタケを呼びに行きました。
おじいさんをサワモダシが手伝って、サワモダシをブナカノコが手伝って、ブナカノコをマイタケが手伝って、
うんとこしょ、どっこいしょ!!!
それでも蕎麦つゆには足りません。
マイタケは、鶏肉を呼びに行きました。
おじいさんをサワモダシが手伝って、サワモダシをブナカノコが手伝って、ブナカノコをマイタケが手伝って、マイタケを鶏肉が手伝って、
うんとこしょ、どっこいしょ!!!!
まだまだまだまだ足りません。
鶏肉は、お塩を呼びに行きました。
おじいさんをサワモダシが手伝って、サワモダシをブナカノコが手伝って、ブナカノコをマイタケが手伝って、マイタケを鶏肉が手伝って、鶏肉をお塩が手伝って、
うんとこしょ、どっこいしょ!!!!!
ようやく、美味しい蕎麦つゆが出来上がりました。
と言うことで、本日持ち帰った収穫物。
貴重な貴重なサワモダシ
当初、この方を呼びに行こうかなと思ったんです。
冷凍保存してあったサワモダシです
でも、冷蔵庫を見たら、いいものがあるじゃないの。
生のまま待機していたブナカノコ
君にも力を貸してもらいましょう!
でも待てよ。ブナカノコを使うんだったら、もっと前から待ってたキノコもいるよね。
出番を待っていたマイタケ君です
君の力も必要だよ。そして、
こういうラインナップになりました
作るのは、キノコ蕎麦です。
一応レシピを、
・水850mlで鶏もも肉200gを茹でて出汁を取ります(3人分です)
※アクが出るので沸騰したら丁寧に掬い取ります
・麺つゆ(2倍濃縮)250ml(いつもより薄め)と、キノコ全てを加えます
・サワモダシとブナカノコは下茹でしておきました
※サワモダシは崩れないように、ブナカノコは香りの調整のため
・得も言われぬいい香りです(塩少々で味を調整)
・麺が茹で上がる直前に、ネギ1/2本分を加えておきました
・麺を時間通りに茹でたら、お湯を切って丼へ
汁をかけてキノコ蕎麦の出来上がりです
大変好評でした。
不思議なんだけど、今回のキノコ蕎麦にしても、ここに山菜が何種か加わったとしても、素材の味や香りが足を引っ張りあうことがないんですよ。
今回使った3種類のキノコも、味や香りがそれぞれ個性的で、独特の味わいがあるんですけど、こうして一緒に使っても美味しくなるばかり。
面白くもあり、ありがたくもある山の幸の不思議であります。
おかげ様で、大分疲れも吹き飛んだ感じ。それでは、お仕事に、行ってきます!
・・・で、職場に着いたら、すぐに眠くなったんだけど、そんなことが許されるはずもなく、情け容赦なく仕事が降りかかってきました。
でも、キノコ蕎麦パワーのおかげでしょうか。しっかり捌き切りましたよ(帰宅後すぐに寝たけど)。
ありがたや、キノコ様。
ありがたや、山の神様。
これから暫くキノコ山には行けないけれど、やっぱり、『旬』が訪れている感じです。また遊びに行くので、その時には、よろしくお願いいたしますね。
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