山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ブナハリタケ料理、最後はやっぱりこれ!

2024年10月25日 | キノコ料理

 この度収穫してきたキノコたちも、順調に保存と消費が進みまして、今回が即戦力用キノコの最後になります。

 残っているのは大ぶりのブナハリタケ

 作る料理は、採ってきた時から決まっていました。

 美味しい美味しいフライです。

 ブナハリタケというキノコには、様々な魅力があります。

 独特な甘い香りは、煮物や椀物、そして炊き込みご飯にした時に、その真価を発揮します。

 そして、『ハリタケ』の特徴であるおびただしい針状のひだは、調味料や他の素材の味を吸収し、様々な料理との親和性を高めてしまいます。

 昨日のパスタは、この特徴を生かした料理です。

 で、今回の料理は、ブナハリタケの別の特徴を生かしたものです。

 その特徴とは、たっぷりのボリューム感と、ブナハリタケの持つ程よい歯切れというか食感。

 まずは作ってみますね。

 ・ブナハリタケの形を崩さないように、水分をある程度落したら(両掌で挟んだ)

 ・普通のお肉と同じようにフライの準備をします

 ・卵(LL)1個に薄力粉1/2カップを加えて、適量の水で弛めたら

 ・ブナハリタケを浸けて、パン粉を塗します

 ※いつもだと素材に塩コショウするんだけど、今回は、素のままで準備してみました

 ※この衣の量だと6~7枚で品切れ。途中から薄力粉と水だけで調理を進めました

 ※ブナハリタケが衣の水分を吸収してしまうから足りなくなった?

 ・中温で揚げていきます

 ここから見た人は、これがキノコだとは、最後まで分からないと思います。

 ・浮いて、泡立ちが収まってきたら裏返して、焼き色がついたら回収

       はい、出来上がり

      本日は、山形の秋の味覚パレード

 実は、妻が『芋煮鍋』を作っていたので、メインディッシュに加えさせてもらうことにしたら、こうなりました。サワモダシも活躍中。

 ソースをかけてももちろん美味しいですが、醤油味もかなりいけます。

 先日作ったマスタケのフライとは、また違った食感です。

 どちらも鶏肉に例える人がいますが、マタギの場合、マスタケがヒレ肉ならブナハリタケはロース肉という感想を持っています。

 マスタケはきめ細かい肉質なんですけど、こちらの方が、繊維が強靭な感じがするからです。

 どちらも大好きな料理ですけどね。

 それから、先日、ブロ友のゆり3がマイタケで作ってくれたんだけど、そちらとも違う食感だと思います。

 ああ~、美味しかった!

 これで、今回の収穫物で食べたかった料理は、一通り食べることができたぜ。

 ほんとうにありがたい山の御馳走です。

 山の神様、いつもいつもありがとうございます。

 本当に、末永く楽しませていただきたいものだと、つくづく思うこの頃です。



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