この度収穫してきたキノコたちも、順調に保存と消費が進みまして、今回が即戦力用キノコの最後になります。
残っているのは大ぶりのブナハリタケ。
作る料理は、採ってきた時から決まっていました。
美味しい美味しいフライです。
ブナハリタケというキノコには、様々な魅力があります。
独特な甘い香りは、煮物や椀物、そして炊き込みご飯にした時に、その真価を発揮します。
そして、『ハリタケ』の特徴であるおびただしい針状のひだは、調味料や他の素材の味を吸収し、様々な料理との親和性を高めてしまいます。
昨日のパスタは、この特徴を生かした料理です。
で、今回の料理は、ブナハリタケの別の特徴を生かしたものです。
その特徴とは、たっぷりのボリューム感と、ブナハリタケの持つ程よい歯切れというか食感。
まずは作ってみますね。
・ブナハリタケの形を崩さないように、水分をある程度落したら(両掌で挟んだ)
・普通のお肉と同じようにフライの準備をします
・卵(LL)1個に薄力粉1/2カップを加えて、適量の水で弛めたら
・ブナハリタケを浸けて、パン粉を塗します
※いつもだと素材に塩コショウするんだけど、今回は、素のままで準備してみました
※この衣の量だと6~7枚で品切れ。途中から薄力粉と水だけで調理を進めました
※ブナハリタケが衣の水分を吸収してしまうから足りなくなった?
・中温で揚げていきます
ここから見た人は、これがキノコだとは、最後まで分からないと思います。
・浮いて、泡立ちが収まってきたら裏返して、焼き色がついたら回収
はい、出来上がり
本日は、山形の秋の味覚パレード
実は、妻が『芋煮鍋』を作っていたので、メインディッシュに加えさせてもらうことにしたら、こうなりました。サワモダシも活躍中。
ソースをかけてももちろん美味しいですが、醤油味もかなりいけます。
先日作ったマスタケのフライとは、また違った食感です。
どちらも鶏肉に例える人がいますが、マタギの場合、マスタケがヒレ肉ならブナハリタケはロース肉という感想を持っています。
マスタケはきめ細かい肉質なんですけど、こちらの方が、繊維が強靭な感じがするからです。
どちらも大好きな料理ですけどね。
それから、先日、ブロ友のゆり3がマイタケで作ってくれたんだけど、そちらとも違う食感だと思います。
ああ~、美味しかった!
これで、今回の収穫物で食べたかった料理は、一通り食べることができたぜ。
ほんとうにありがたい山の御馳走です。
山の神様、いつもいつもありがとうございます。
本当に、末永く楽しませていただきたいものだと、つくづく思うこの頃です。
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