近くの山調査

　Ｔ川探訪から３日目。ゴールデンウィーク中で唯一自由に使える日だ。この期間中の行楽は、過去に何度も痛い目に遭っているし三密は避けたいしで却下。感染の心配のない海か山かに遊びに行きたいんだけど、天気予報は悪い。特に、このところお世話になっている庄内地域は、一日中雨が降るらしい。それに対して内陸側は少しマシで、「昼前から雨」という予報。だったら、ホームグラウンドのＳ川に行ってみましょう。海抜が高めだからまだ早いとは思うんだけど、一度この目で見ておくと、次への見通しが立てやすくなるってもんだ。

　そして、翌朝。

　　　　　　　やっと春が訪れた感じ

　残雪の具合、雪代水の具合、芽吹きの具合。どれも、大体想像していた範囲内です。気になるのが、渓の降り口につながる林道。まだ車で入ることが出来ないようだ。

　それでは、と、足回りだけ固めて徒歩で様子見に入ることにした。林道に入って間もなくすると、

　　　　　　　道を塞ぐ倒木

　チェンソーをかけた痕があるから、「なんとかしよう。」という意図が伝わる。しかし、その上に、

　　　　　　　何本もの木が倒れて落ちかかっていた

　この冬の豪雪の仕業だろうか。この状態だと、道路上の倒木を片付けても、次の大雨とか長雨で、また落ちて道路が塞がれてしまいますね。

　う～む。今年の山菜採りは、歩きの距離が長くなるかもしれないな。

　先に進んでいくと、

　　　　　　　完全に雪に覆われた道路

　少なくともこの数日間に人が歩いた気配は皆無だった。代わりに、

　　　　　　　あなたは、カモシカ君かイノシシ君か？

　そう言えば、この道でクマさんと出会ったこともあったっけ。ちょっとヤバイかな？と思いつつも、歩を進める。

　日当たりのいい場所は、雪も融けているので、山菜も顔を出し始めている。

　　　　　　　色白のフキノトウ

　　　　　　　カタクリも

　頭上を見上げると、

　　　　　　　ヤマザクラは随分早く咲いたみたい

　　　　　　　タラノメに

　　　　　　　コシアブラも、もう少し先みたいですね

　道路事情にはイレギュラーもあったけど、確実に春の歩みが進んでいることを確認することが出来ました。

　来週辺りかな、今度はリュックとハケゴを身につけて（クマ鈴もだ）遊びに来ますね。

　山の神様、その時にはよろしくお願いします。