本日は、今年4回目のN川詣で。
多分、本年度最後になると思う。
同行者はA氏。先日地元の山で出会ったばかりだが、本日も一緒だ。だって、この時期は、どうしたって目的が同じになるんだから。
「途中の広場はパスして、最後の斜面に直行してみね?」
「賛成。」
本日のターゲットが我々を手招きしているはずなのだ。途中に、いろいろな山菜は出ているのだが、今日は手を出さない。
30分ほど藪をこいで目的地に到着。
ワサビの花畑
でも、一切手を出しません。
ワサビ畑を乗り越えた先に
シドケ(モミジガサ)がいいあんばい
これですよ、これ! 本日のメインターゲットの一つです。
まだ出始めのものも多かった
「思ったほど成長していないね。」
「前回は雪だったしなあ。」
などと言いながらも、それなりに戴きました。
そして、もう一つのターゲットは、
アイコ(ミヤマイラクサ)です
群生するわけではないので
見つける度に丁寧に収穫
ただし、
この棘は、正にイラクサ!
触ると痛くて堪りません。基本的には、手袋を身に付けて採取します。
グリム童話か何かで、これを使って糸だか布だかを紡ぐ話があったけど、あのお姫様、さぞかし辛かっただろうな。
ただし、この新芽に関しては、茹でると、柔らかくて美味しい料理に変身します。
シドケとともに、仲春の山菜の王様と呼ばれています。
で、斜面を歩き回るうちに見つけてしまったんですよ。
食べ頃のコゴミです
ああ~!旨そう!!
でもね、我が家の冷凍庫には、去年のコゴミちゃんが、まだ料理してもらうのを待っているんですよ。
コゴミも足の速い山菜。家のコゴミを食べ終わってから採りに来たんでは手遅れになること必至。
どうする?マタギ!
・・・これは、仕方ないですね。
こんな美味しそうなコゴミが
こんなに沢山
おいて帰ったのでは、せっかく準備してくださった山の神様に対して、失礼というものです。戴いて帰ることにしましょう!
家で待機している冷凍コゴミちゃん達には、コゴミシーズンが終わる夏場に再登場してもらうことにします。
これで、3種類の山菜がゲットできました。かなり満足です。A氏も同意見のようなので引き返します。ただし、前回、見置きしてきたタラノメを採取しながらです。
伐採地を中心に繁殖するタラノメは、日当たり具合によって成長のばらつきが大きい山菜です。本日は、前回以上に収穫できた感じ。
普通なら、これで満足。家に帰って山菜の始末に取り掛かるところなんだけど、本日は、T川の偵察もしておくことにしましょう。帰り道に、ちょっと足を延ばしてみます。
海抜が高い分、N川に比べれば、春の訪れは少々遅いけれど、例年よりは、かなりと言うか、やっぱり史上最速の春みたいです。
ここでもコゴミが顔を出し
クワダイ(イヌドウナ)も芽吹いていました
これは、来週からは、T川探訪ですね。
「また来いのお」とオオバキスミレ
T川の山の神様が呼んでいるようです。
もちろん、遊びに行きますよ。よろしくお願いします。
そして、ここまでお世話になってきたN川の神様、今年もありがとうございました。来年も、よろしくお願いいたします。
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