山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

たまには歴史散歩

2019年10月08日 | 日記
 雨降りで遊びに行けない。サンマの鮮度は刻一刻と落ちていく。だったらやるしかないでしょうと思って始めたサンマ料理が、午前8時過ぎには出来上がってしまった。早すぎる。
 どうしましょう。次の出勤までは、30時間ぐらいある。…まずは、この料理の記録を整理すること。あと、することある?
なんて考えているうちに雨があがった。雨雲レーダーを見ると、少なくとも山形県は、暫く降らないみたい。だったら、メタボ解消の旅でしょう!但し、道なき道を歩いてずぶ濡れは避けたい。家の周りを歩けば、メタボとずぶ濡れの課題は解決できそうだが、さすがに30時間の暇つぶしには、物足りなすぎる。
 ちょっと、山の様子見に行ってみようかな。以前から気になっていた六十里越街道。我が家のすぐ傍を通って寒河江に。寒河江川沿いに遡り西川町に入ると、途中から山岳道路になる歴史の道である。出羽三山を横切って庄内に下るらしいが、山遊びをしていると、時々その痕跡に出逢うことがあるのだ。

こんな石碑や道標が見つかるんですよ

 その昔、出羽三山詣は、大変な賑わいで、全国から沢山の参拝客が訪れたらしい。この道を辿った人の数も驚くほど多かったという記録を、いくつかの文献で読んだことがある。
 さて、六十里を歩けば確かに時間つぶしにはなるだろうが、さすがに30時間でクリアできるはずもない。1時間歩けば十分です。区間を限定しましょう。そう考えると、楽しそうなコースがいくつか浮かんでくる。
 まずは、弓張平辺りを目指してみようかな。はい、決定。旧四谷集落跡に向かってみる。

こんな碑が残っているんですよ

 そこから、昔の街道を登り始める。前半は、杉林で鬱蒼としているのだが、途中から植生が変わる。

雨上がりの秋の空が顔を出すと「爽やか!」

 更に登っていくと、突然視界が開け、テニスコートや陸上競技場の景色が広がる。ここが、弓張平だ。

急に開けた視界に戸惑いと感動を覚える


弓張茶屋跡の道標

 ここに、茶屋を置いたわけ、すごく分かる。ここまでの疲れ、それを癒やしてくれる景色がここにはある。一服のお茶で心と身体とを休め、開放感に浸れるうってつけのスポットなのだ、ここは。
 ああ、良い気分。こうやって、これから何年かかるか分からないけど、六十里越街道を踏破してみるのも面白そうだ。

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