あれ？結構動ける！

　咳をすると痛みが走り悶絶。一旦布団に入ると、寝返りが出来ない。それどころか、痛くて起き上がれない。
　この辛い日々が３ヶ月続くのかと、半ば諦めの境地に至った頃のこと。色々なことに気付き始めた。
「ああ、痛くない方の腕を支点にして、うつ伏せになって膝立ちすれば起きられるのね。」
とか、
「上着は痛くない方の腕から抜いて、次に首。最後に患部、というふうに脱ぐと痛みが少ない。」
みたいな、コツが分かってきたのだ。
　２度目の診察で聴いてみた。
「来月、定期健診があるんですけど、胃がん検診みたいなやつは止めておいた方がいいのではないでしょうか？」
これに対して、お医者さん、
「来月の半ばだったら大丈夫。全部受けてきなさい。」
だって。
　じゃあ、３ヶ月って言うのは何なんでしょう、とも思うのだが、早くよくなるに越したことはない。よい情報を得られたことを喜びましょう。
　さて、本日は、競技会運営のボランティア。早朝、玄関を開けるとフジ棚が目に入る。


　　　　　　　満開のフジの花
　今朝は寒いので虫の羽音はしないが、むせるような花の香りが満ちている。
　ああ～、このフジが満開ということは、遠く庄内の山菜採り場が真っ盛りと言うことだよなあ。
　少しだけ寂しさを覚えながら競技場に向かう。そして・・・
　そこからの一日は、怪我人も老人も関係のない怒濤の忙しさと厳しさでした。はっきり言って、人手不足。私と、私よりもお年寄りの相棒との二人に大量の仕事が降ってきたんです。まあ、『三密』を避けられるから、いいと言えば良いんですけどね。
　でもね、そんなハードな一日を乗り切れたんですよ。この事実は、自信になります。
「自分って、こんな状態でも、結構捨てた物じゃない！もしかしたら・・・」
　本日は氷雨と言っていいような冷たい雨が降り続く一日でした。しかし、帰宅して天気予報を見ると、明日の降水確率０％。しかも気温は、今日よりも１０度近く上がるみたい。


　　　　　　　この季節、晴れたら”ゴールデン”です
　山の春も進んでいるだろうなあ！


　　　　　　　一昨年の今頃の山
　明日は休みだ。無理しない程度に遊びに行ってみようかなあ。

　妄想釣りも楽しいけど、身体が動かせるんだったら、少しずつ試してみることも大事だよね。それこそ、妄想が広がるではないか。

　よし、明日は、ちょっと出掛けてみましょう！何も採れなくても仕方がない。
　それでも、春山の空気だけは、間違いなく吸えるはずだ。