山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

身体に染みるミルフィーユ鍋

2025年02月04日 | 日記とレシピ

 今回の入院でご馳走になった食事は、結構いい勉強になった。

 特に、野菜料理は、目から鱗が落ちる美味しさで、驚いた。

 病人用によく煮込んだ野菜類は、根菜も葉菜も、箸で挟めば、簡単にちぎれてしまう程柔らかく仕上がっている。

 それにもかかわらず、一つ一つの野菜料理からは、素材が持つ本来の旨みが、じわっと伝わってくるのだ。

 これは、病人用食のため、そもそも味付けが薄味に出来ていたことが大きいと思う。

 だが、驚くべきなのは、やはり調理時間だろう。

 これだけ柔らかく仕上げるためには、かなり長い時間をかけて煮込み続ける必要がある。

 肉料理だったら、高温で短時間の加熱が、旨みを閉じ込めて美味しく仕上がるものだ。

 しかし、その逆の作り方だったはずなのに美味しいのだ。

 多分、どの野菜も、普通の煮物よりもずっと甘く仕上がっていたと思う、甘味料など使わなくても。

 じっくり煮込んで野菜本来の旨みと、プラスアルファの甘みを纏った煮込み料理、これは、自分自身でも試してみる価値がありますね。

 台所周辺を見回すと、いいものが目に入ったので、それを使ってみることにした。

 使うのは、白菜

 作るのは、白菜と豚肉のミルフィーユ鍋

 それでは行ってみます。

 ・白菜の葉を600g用意して軽く振り洗い

 ・葉の上に豚バラ薄切りを乗せたら、葉⇒肉と交互に重ねて、最後に葉でしめくくり

 ・高さ5cmぐらいになるように切っては、鍋の外側から並べていきます

 ・調味料は鶏がらスープの素12gと酒大さじ2に水600ml

 ※なんとなく『出汁の素』を足したくなって小さじ1強ほど追加

 ・電磁調理器を使うことにしました

 ※アツアツをつつきながら楽しみたい

 ・沸騰したら蓋をして、弱火で40分加熱し続けました

 ※普通は20分で十分なはずなんだけど、柔らかさと甘みを引き出す調理を目指しました

 ・一旦火を止めたら、完全に冷めるまで待機

 ・食事のタイミングに合わせて再加熱し

       アツアツのまま食べられる分だけよそって

 戴きます!

 予想的中。

 白菜の味が甘くレベルアップしています。

 調味料が極めてシンプルなんだけど、文句なく美味しいですね。

 豚バラからも、いい味が染み出して、白菜のエキスと混じりあっています。

 ああ~、身体の芯まで染みわたる美味しさ。

 みなさん、おかわりしながら食べておりました。

 いやあ、やっぱり、しっかり煮込んだ野菜の料理は特別に美味しいですね。

 しかも、この寒い季節に、よく合う。

 最後にスープが余りそうなんだけど、これ、勿体ないですね。

 活用方法を考えなければ。



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