山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ナメコを大切に

2021年10月30日 | キノコ料理

 2つのナメコ汁です。どこが違うでしょう。

       初日の夕食

       2日目の夕食

 分かりますよね。初日は豆腐入り、2日目は豆腐なし。代わりに入っているのは、大根おろしであります。

 実はこれ、同じ料理なんだけど、具材だけ替えたものなんです。どうやって作ったのか、もう既に気付いてらっしゃる方も多いのではないかと思いますが、マタギ自身の認知が危うくなってきているので、忘れないように書き留めておきます。

   ≪ナメコ料理色々≫

 下ごしらえの部

 ・ナメコを塩水に浸けて虫だしします

 ・汚れを洗ったり、石づきに付いた苔などを切り落としたりします

 ※この作業は、可能な限り丁寧に行う

    これはお浸し用だけど、ここまで来てれば如何様にも使えるはず

 調理の部

 まずは、ナメコのしぐれ汁から、

 ・水1ℓ強にナメコをたっぷり入れて茹でます(3人家族で3食分)

 ・ナメコ全体が浮いてきたら、一旦火を止めて調味料を入れます

 ※今回は、味噌と醤油各大さじ3と顆粒だし

 ・塩か醤油かで味を調えます

 これで、一旦出来上がり。そうしてですね、

 ・その回に食べる分を小鍋に移します

 ・使いたい具材を入れます

        今回は大根おろしを入れました

 ・お食事の前に一煮立ち

 美味しいひと品の出来上がりです。

 ㊟ この汁には、醤油大さじ1程を加えて味を調えました(大根おろしを入れた分)

 これは、超簡単な上に、なかなか楽しいです。最初の写真のように、豆腐でいってもいいし、ネギでもいいし、こんにゃくに油揚げでもOK。お好みの具材を入れて、バリエーションを楽しめます。

 ただし、もとになっているのは『ナメコ様』と『汁様』なんです。だって、この汁は、プレーンでも十分に美味しいんですから。

 前にも書いたんだけど、ただの味噌汁ではありません。手前味噌かもしれないけど、汁の配合がとても大切です(その割りに数字が雑)。そして、よく分からないんだけど、多分、天然のナメコを使っているということも大事なんだと思います。ここに色々な具材を加えて変化をつけることで、たっぷりのナメコを飽きることなく楽しめるんだと思います。

 「なんだか、説明に力が入ってきたわね。要するにナメコ汁の美味しい食べ方を伝えたいわけねマタギ君。大丈夫、十分に伝わりましたよ。で、もっとあるの?」

「・・・あの、ナメタケのバリエーションも紹介したいんですけど。」

「いいですよ。ただし、簡単にね。」

「はい。やっぱり、写真だけでいきます。」

       開きナメコを適当な大きさに切り分けて

       酒醤油みりんで煮る

       但し、煮るときに七味唐辛子をお好みの量だけ加える

「はい。よく分かりましたよ。で、一番伝えたかったことは、ナメコが大好きってことね。」

「その通りなんです。鶏モツに浮気したみたいに見えたけど、マタギはナメコも大好きだってことを伝えたかったんです。」

「いい心がけね。これからも、自然からの恵みを大切にするのよ。」

「そう言っていただけると嬉しいです。これからも、よろしくお願いします。」

「OK! じゃあ、また、山に遊びに来てね。」

「はい、ありがとうございました。」

 って、なんじゃ?この会話は。

 ・・・この会話で、マタギと話している相手は誰でしょう。

 答えは、もう分かっていますね。

 

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りんこ。copelonmaru)
2021-10-30 11:42:23
こんにちは~。

なめこのしぐれ汁が、ベースになっているのですね~。
美味しいモノを頂くためには、下準備大切なのだと実感いたします。
お野菜を育てていらしゃるかたは、まぁまぁいますけど、
キノコ採る知り合いはいないので(笑)、勉強になります。

やさしいトーンの会話、神様(おかみさま)との会話ですね~。
仲睦まじくていらっしゃいますね~。
ウチと同じですね~。
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お互いに仲良く (holidaymatagi)
2021-10-30 21:16:56
りんこさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
育てて収穫する方々には、遙かに及ばないんですけれど、海山での収穫物にもそれなりの下ごしらえが必要ですね。
 それがあって初めて、山の神様と『ヤマノカミ』様に喜んでもらえると思ってます。
 仲良しの秘訣です。
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