2つのナメコ汁です。どこが違うでしょう。
初日の夕食
2日目の夕食
分かりますよね。初日は豆腐入り、2日目は豆腐なし。代わりに入っているのは、大根おろしであります。
実はこれ、同じ料理なんだけど、具材だけ替えたものなんです。どうやって作ったのか、もう既に気付いてらっしゃる方も多いのではないかと思いますが、マタギ自身の認知が危うくなってきているので、忘れないように書き留めておきます。
≪ナメコ料理色々≫
下ごしらえの部
・ナメコを塩水に浸けて虫だしします
・汚れを洗ったり、石づきに付いた苔などを切り落としたりします
※この作業は、可能な限り丁寧に行う
これはお浸し用だけど、ここまで来てれば如何様にも使えるはず
調理の部
まずは、ナメコのしぐれ汁から、
・水1ℓ強にナメコをたっぷり入れて茹でます(3人家族で3食分)
・ナメコ全体が浮いてきたら、一旦火を止めて調味料を入れます
※今回は、味噌と醤油各大さじ3と顆粒だし
・塩か醤油かで味を調えます
これで、一旦出来上がり。そうしてですね、
・その回に食べる分を小鍋に移します
・使いたい具材を入れます
今回は大根おろしを入れました
・お食事の前に一煮立ち
美味しいひと品の出来上がりです。
㊟ この汁には、醤油大さじ1程を加えて味を調えました(大根おろしを入れた分)
これは、超簡単な上に、なかなか楽しいです。最初の写真のように、豆腐でいってもいいし、ネギでもいいし、こんにゃくに油揚げでもOK。お好みの具材を入れて、バリエーションを楽しめます。
ただし、もとになっているのは『ナメコ様』と『汁様』なんです。だって、この汁は、プレーンでも十分に美味しいんですから。
前にも書いたんだけど、ただの味噌汁ではありません。手前味噌かもしれないけど、汁の配合がとても大切です(その割りに数字が雑)。そして、よく分からないんだけど、多分、天然のナメコを使っているということも大事なんだと思います。ここに色々な具材を加えて変化をつけることで、たっぷりのナメコを飽きることなく楽しめるんだと思います。
「なんだか、説明に力が入ってきたわね。要するにナメコ汁の美味しい食べ方を伝えたいわけねマタギ君。大丈夫、十分に伝わりましたよ。で、もっとあるの?」
「・・・あの、ナメタケのバリエーションも紹介したいんですけど。」
「いいですよ。ただし、簡単にね。」
「はい。やっぱり、写真だけでいきます。」
開きナメコを適当な大きさに切り分けて
酒醤油みりんで煮る
但し、煮るときに七味唐辛子をお好みの量だけ加える
「はい。よく分かりましたよ。で、一番伝えたかったことは、ナメコが大好きってことね。」
「その通りなんです。鶏モツに浮気したみたいに見えたけど、マタギはナメコも大好きだってことを伝えたかったんです。」
「いい心がけね。これからも、自然からの恵みを大切にするのよ。」
「そう言っていただけると嬉しいです。これからも、よろしくお願いします。」
「OK! じゃあ、また、山に遊びに来てね。」
「はい、ありがとうございました。」
って、なんじゃ?この会話は。
・・・この会話で、マタギと話している相手は誰でしょう。
答えは、もう分かっていますね。
なめこのしぐれ汁が、ベースになっているのですね~。
美味しいモノを頂くためには、下準備大切なのだと実感いたします。
お野菜を育てていらしゃるかたは、まぁまぁいますけど、
キノコ採る知り合いはいないので(笑)、勉強になります。
やさしいトーンの会話、神様(おかみさま)との会話ですね~。
仲睦まじくていらっしゃいますね~。
ウチと同じですね~。
コメントありがとうございました。
育てて収穫する方々には、遙かに及ばないんですけれど、海山での収穫物にもそれなりの下ごしらえが必要ですね。
それがあって初めて、山の神様と『ヤマノカミ』様に喜んでもらえると思ってます。
仲良しの秘訣です。