今シーズンのタケノコ採りが終了したことにより、ポッカリと心に穴が空いてしまった気分。振り返ると、ここまでの山遊びのドラマが走馬燈のように蘇ってくる。ああ、いろいろあったけど、楽しいシーズンになった。
そんな時、
「爺様じいさま、なにのんびりしてるんだ。早ぐ山さ行ってこい。」
舌切り婆様の声が聞こえてきたっげど。
「んだげど、これだげ山の神様から山菜もらったら、あど、いらねべ。」
「なに言ってるんだ。山ん中では、山菜だぢが伸びで、『早く採りに来てけろ!』って呼んでるに決まってるべ。」
「んだべが?」
「んだ!今、採りに行がねば、山ん中草ボウボウになってクマもカモシカも歩がんねぐなる。それに、天ぷらも食わんねぐなる。ほれ、山のみんなのために行ってこい!」
「お、おう!」
じいさま、慌てて山さ行ってみだっけど。
相変わらずマイナスイオンに満たされた森林
頭上を見上げると、
ヤマブドウが日差しを集めようと葉を広げている
花は終わったみたいだ。これから実るのかな。
目的の『ミズ畑その1』に着くと、
確かに『密』だわ
これは、婆さんの言う通りだ。少しぐらい散髪してやった方がいいでしょうね。全体に日当たりがよくなるぐらいに散髪しましょう。2~30分程、ミズ畑の散髪作業。この(天然の)畑は広いからあんまり気にする必要はないんだけど、多分あと2回ぐらいお世話になる予定だし、来年以降もお世話になる予定なので、根絶やしはNGね。奥部に入りやすいように道を付けるつもりで採り進む。あっという間に予定していた収穫完了だ。
ちょっとスッキリしたの分かるかな?
舌切り婆さんの言った通りだった。もう少しするとジャングル状態になってしまう所だった。次に訪れるときには、ナタで道を切り開かなけりゃ、前に進めないかも。
・・・その頃には、自分の腕も回復してるんじゃないかな。そんな期待をいだきながら、山の神様にお礼を告げて畑をあとにする。
もう少しするとエゾアジサイが両手を広げて出迎えてくれそうです
㊟ 話中の『婆さん』は空想上の人物であって、決して我が妻ではありません(天ぷらを待ち望んでるのは同じだけどね)。
・・・豪雨・土砂災害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。
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