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台風19号の被害について思うこと

2019-10-20 07:18:40 | ブログ
 台風15号による千葉県などの被害に続いて、今回の19号による広範囲の都県に亘る被害と、台風による自然災害続きである。

 台風19号による被害は、北は岩手県、宮城県から南は静岡県まで14都県に及び、12都県で78人が死亡し、13人が行方不明という(10月18日の報道による)。福島や宮城など7県の68河川、125ヵ所で堤防の決壊が確認されている(同日報道)。

 伊豆半島に上陸した台風19号が、岩手県や宮城県の奥地まで大量の雨水を運んだということは、一つの台風が海から吸い上げた莫大な水の量を物語るものである。地球温暖化の影響が被害に会われた人々の生活にまで及び、それを破壊するようになったのである。

 これらの県では、おそらく気候変動に応じてどのように治水対策を補強するかを想定していなかったようで、まさに気候の危機は人の生活を脅かす危機である。

 東京都は、多摩川周辺で川の増水による建物被害が生じ、1名の死亡者を出したが、人口の割には被害が少ない。東京と他県には、台風に関する限り、防災格差ありと思わざるを得ない。

 この防災格差の要因として、気候変動の影響のほかに、人口減少による地方の疲弊を想像しないわけにはいかない。