「なんだ、兄貴のやつ、くたばっちまったのかよ
まあ高齢だったからしかたないさ、まったく
なにかとウザいやつだったからな、まあいいや
バンドは僕一人でやればいいんだしな」
海老三は全く動かない兄、内三に向かって
そう言い放つと兄を放置して昼飯を食べに行った
「今日は久しぶりに讃岐ウドンでも食べようかな」
今ある生命体はどれも競争力があり攻撃的である
生に貪欲なそういうものだけが今に残ったのだから
不器用で優しい生命体はどんどん地球上から消えていくのだ
その中でも一番凶悪な人類は今日も愛とか平和とか歌う
イモムシが葉っぱをむしゃむしゃ食べていた
雨あがりの空に獲物を狙う蜘蛛の糸がきらっと光った
まあ高齢だったからしかたないさ、まったく
なにかとウザいやつだったからな、まあいいや
バンドは僕一人でやればいいんだしな」
海老三は全く動かない兄、内三に向かって
そう言い放つと兄を放置して昼飯を食べに行った
「今日は久しぶりに讃岐ウドンでも食べようかな」
今ある生命体はどれも競争力があり攻撃的である
生に貪欲なそういうものだけが今に残ったのだから
不器用で優しい生命体はどんどん地球上から消えていくのだ
その中でも一番凶悪な人類は今日も愛とか平和とか歌う
イモムシが葉っぱをむしゃむしゃ食べていた
雨あがりの空に獲物を狙う蜘蛛の糸がきらっと光った