サナギのままの八田二郎は話し始めた
「あれは西暦2100年頃の事じゃった、中国と日本と米国との世界大戦の開戦直前じゃった
わしは戦争を食い止めようとして新しい宗教を起こした
世界は一つのものであり、国など無いとイマジンしてごらん、という内容だった
その時作ったTシャツがバカ売れして巨万の富を得た
それで、この地下研究所を作ったわけだ」
「じゃあ、今、世界中に広まっている宇宙樹教の教祖は父さんだった
ということなんだね」
「そうなんじゃ、Tシャツ販売だけのつもりが
本格的に教祖をやることになってしまった」
「あれは西暦2100年頃の事じゃった、中国と日本と米国との世界大戦の開戦直前じゃった
わしは戦争を食い止めようとして新しい宗教を起こした
世界は一つのものであり、国など無いとイマジンしてごらん、という内容だった
その時作ったTシャツがバカ売れして巨万の富を得た
それで、この地下研究所を作ったわけだ」
「じゃあ、今、世界中に広まっている宇宙樹教の教祖は父さんだった
ということなんだね」
「そうなんじゃ、Tシャツ販売だけのつもりが
本格的に教祖をやることになってしまった」