いかん、また変なスイッチが入ってしもた。
なぜ、今回のデザイン問題をしつこく考えているかというと、
先日「淡麗」のキャンペーンに応募したら、全部ハズレだったので、
その恨みから、サントリーのトートバッグをバッシングしてやろうと思っただけである。
しかし、よく考えたら「淡麗」はキリンビールだったので勘違いに今気づいた。
基本的に人のやってる事にいちゃもんをつける気は無いが、
時々「何かおかしい」と感じる出来事に遭遇することがあり、
オリンピックのエンブレムも
「プロの審査員が、たくさんの応募作品の中からこれを選ぶやろか」
という感覚があったところに盗作さわぎが持ち上がったので、
やっぱりなあ、と思ってしまった。
何かおかしい、と感じるのは、盗作うんぬんの部分では無く、
競技場の時と同じように、なんらかの力で当選者が決まってしまったのでは、という部分だ。
まあ、建築にしろ、デザインにしろ、偏った構成の審査員で決められるのだから仕方ない。
で、サントリーのトートバッグで、今回のデザイナーさんが自分自身の手で描いたのは、
このイカとタコの画像のたぐいの作品であるのはほぼ間違いない。
下描き無しの一発勝負の絵であるが、明らかに、元々、絵が下手な人の絵である。
絵が下手なわてが言ってるのだから間違いない。
このレベルのものをサントリーのあの宣伝部?が採用するのか。
絵とか音楽とかは有る程度勉強や練習すれば、そこそこ出来るようになるが、
根本的に上手な人は上手で下手な人には限界があり、それ以上、上のレベルには絶対行けない。
でも、学歴やコネ・人脈があれば、そこそこの能力でもある程度の地位までは行ける。
人脈を作るのも運がいいのも能力のうちなので、それは否定する事でもないが。
今回のデザイナーさんはアートやデザインに関しての能力が高い人では無い。
でも、既存の物からインスピレーションを得て作り出す能力は高いのかもしれん。
そして、多くの一般人(ネットの住民)が、
「こんな陰気なエンブレム作ったのはどいつや」とか言い始め
「前から色々なデザインを盗用してる疑いがあるやつや」と気づき、一斉に調べ始めた。
そしたら、案の定、トートバッグで当たりが出てしまった、という事だろう。
で、背景を調べたら、エンブレムの件も出来レースだった、という事なのだろう。
色々調べてると、詳しく書くと暗殺されるので書けないが、
当選前から、当選することを予定しているような行動もあり、
ベルギーの劇場のロゴの存在も知っていた節もある。
それを元に盗作したとは言えないが、ある程度のキーワードで、事前に劇場のロゴが検索できた可能性は大きい。
ただし、今、検索すると、検索条件が変わっているので簡単に上位に出てしまうので参考にはならないが。
追記:当選者が内定した時期は2014年の11月らしい。当初、募集要項では、入選者8名程度となっていたのに、
3名入選した。ちなみに、当選者への賞金は著作権譲渡を含め100万円。
2014年11月から2015年7月まで、最終的なデザイン修正も行ったらしい。
その中で、円の大きさの変更や、黒以外の色にするという案もあったとの話もある。
応募者は100名ほどで、応募条件がきびしいので数が限られ、誰が応募したかというのもほぼわかってるようだ。
単純な図形の構成では必ず類似デザインが出てきてしまうのは予想できるはずなので、
結局、盗作だと言われる事を回避できるデザインや手法を思いつかなかった。という事だろう。
手抜き仕事で、高額な報酬を得ている事に、貧乏人や下流デザイナーが怒りを感じてるのであろう。
よりによって「王室劇場」のロゴに当たってしまったのだから、今後、どうなるのだろうか。
恐ろしいことである。
問題のデザイナーさんの書いた本が、アマゾンでの書評がものすごい炎上してるし。
ずーっと昔から、アートとかデザインとか、ついでに学者とか政治家とか、
なんぼのもんやねん、という疑問があり、いまだに解明できないままである。
ひょっとすると、アーティストとデザイナーと学者と政治家は同じ分類に入るのかもしれん。
みんな「先生」とか呼ばれる事が多いし。
しかし無職だと次の日の出社時間など関係無いので、夜中にこういう妄想ができるのがすごいところである。