河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

台風

2014年07月08日 | 八田八郎物語
地球温暖化で今後、台風がますます大型化しそうだ
沖縄から早期撤退しておいてよかった

台風シーズン以外でも台風並みの雨風の日があるので
沖縄や離島で住むのはたいへんや

7月6日(日)のつぶやき

2014年07月07日 | 八田八郎物語

八田八郎物語 13 諸星大二郎先生 goo.gl/XOBI9S


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栞と紙魚子と夜の魚 [Kindle版] 諸星大二郎 goo.gl/gVmi5l


栞と紙魚子と夜の魚 [Kindle版] 諸星大二郎 fb.me/3oBKp72DL


妖怪コレクター極楽堂 第一話 「雨の眼鏡橋、バテレンの呪い」 goo.gl/AMV34P


妖怪コレクター極楽堂 第一話 「雨の眼鏡橋、バテレンの呪い」 fb.me/3KPEQVrLK



妖怪コレクター極楽堂 第一話 「雨の眼鏡橋、バテレンの呪い」

2014年07月06日 | 八田八郎物語
「八郎君、君が会うべき人を紹介してあげるよ
古本屋の極楽堂さんだ、力になってくれると思うよ」

「こんにちは、はじめまして、八田八郎です
実は悩みがあるんです・・・」

「話さなくとも全部わかる、そなたは若いのに頭は
もうカッパハゲになりかかっておるな
それはザビエルの呪い、バテレンの呪いじゃ
本来のキリシタンの教えから横道にそれた
カクレキリシタンが受けるべき呪いじゃ
幸福になりたくても不幸に陥る
声聞縁覚界で悟ったつもりになった者が堕天使となって落ちる
永遠の地獄じゃ」

「僕は今まで仏教徒のふりをしてきました
お仏壇の前でクリスマスケーキを食べたし
お寺の庭でハロウィンの仮装パーティもしました
できることなら教会で結婚式を挙げたいし
死ぬときはお寺さんを呼びたいんです
これから一生カクレキリシタンのままで生きて行け
というのでしょうか」

ストーリー展開に行き詰った極楽堂は
腕を組み天井を見つめたままだった

「ちょっと休憩だ」

八田八郎物語 13 諸星大二郎先生

2014年07月06日 | 八田八郎物語
「又三郎おじさん、僕は毎日、イエス様にお祈りしてるのだけれど
ちっとも幸福にならないんだ、なぜだろう」

「八郎、おまえは浄土真宗、仏教徒だったはずだろ、本当はカクレキリシタンだったのか」

「おじさん、ごめんよ、長崎では毎日、浦上天主堂にお参りに行ってたんだよ
この本面白いから読んでみてよ」

妖怪ハンターシリーズ 「生命の木」 著者:諸星大二郎

「おらと いっしょに ぱらいそさ いくだ!」

「今、気づいたけど、八郎、おまえ、深層意識では諸星大二郎先生の
影響を受けていたんだな」

7月5日(土)のつぶやき

2014年07月06日 | 八田八郎物語

八田八郎物語 12 海を渡る電車 goo.gl/SdsFMV


【画像】 野々村県議がパプリカにそっくりだと話題に : 痛いニュース(ノ∀`) fb.me/1wFSZMPTY



八田八郎物語 12 海を渡る電車

2014年07月05日 | 八田八郎物語
「八郎君、今日はいいものを見せてあげよう
自転車の後ろに乗りな」

甲山からずっと川に沿った松林を下り貝類博物館を過ぎて浜に出た

「潮風が気持ちいいなあ、不幸な毎日がウソのようだ
おじさんの金色の髪は午後の海の香りがするよ」

「八郎君、見ててごらん、もうすぐ不思議な光景が見られる
俺がサナギの中で見ていた夢そのものだ」

「又三郎おじさん、な、なにが起こるんですか」

すると、海の中から緑色の電車が現れ、海の上を走って行った
水面のホームに止まると駅員さんは「高田馬場~」とアナウンスしていた

「あれはね、二周目の山手線だ
山手線は一周目は東京都内を走ってるが
二周目は甲子園の浜を走っているんだよ
表と裏がつながっているメビウスの輪だったんだよ
だから永遠の無限ループを走り続けるんだ
それに乗り込んだ俺も無限ループを走っていたわけだ
あの頃の俺は山手線から西武新宿線に乗り換える方法を知らなかったんだよ」

又三郎おじさんはふっーとためいきをつくと
僕たちに向かって手を振っているカニに向かって手を振り返した
カニたちは驚いたように一斉に穴に潜った
午後の金色の太陽は貧乏な僕らにも近所の金持ちの村上春樹にも
同じように柔らかな光を浴びせていた
西暦2469年の初夏であった

7月4日(金)のつぶやき

2014年07月05日 | 八田八郎物語

八田八郎物語 11 生活苦

2014年07月04日 | 八田八郎物語
西宮での生活は最悪だった
大阪で始めた父の新しい仕事はうまくいかず
信者第1号だった議員は芸人としても父よりはるかに成功を収めていた
父はブログを書くことで現実逃避を続けていた
僕は学校でいじめられつづけた

「宇宙の子供、スターチャイルド、ウはウツ病のウ、二酸化マンガン」

いろんなあだ名をつけられてはいじめられた
下校時の下足箱の中に核爆弾を仕掛けられた
バレンタインデーには毒入りチョコレートが山のように集まった

でも、体の不自由な子供が時として「神の子供」と呼ばれ
狂った人だけがこの世界の真実を見せてくれることがあるように
不幸な分だけ僕は幸せだった
なぜなら今の毎日が不幸の連続ならば
先に待っている人生には幸福だけしか残っていないと思ったからだ

そんな考えが間違っていたと知ったのは
大人になってからだったが
その頃の僕にはそんな未来など知る由もなかった
幸福になる未来を妄想するだけで毎日が過ぎていった

そんな時、サナギからやっと目覚めた又三郎おじさんもが
昆虫のような派手な髪の色と服装で
長崎からやってきて居候となった
家は貧乏のどん底に落ちていった

甲山に沈む夕日を見る事が毎日の喜びだった
夕日が沈み家の中がうす暗くなるマジックアワーには
なにもかもが美しく見え
貧乏も目立たなくなるからだ