郷土資料館の事務所横のスペースに昆虫の飼育ケースがあります。
昨年の夏にミヤマクワガタのペアを採集し、飼育していたもので、昆虫好きの子どもたちからは人気でした。
成虫は冬前に残念ながら亡くなってしまいましたが、その後幼虫がいることがわかり、飼育を続けていました。
しかし、幼虫はほとんど手がかからず、飼育ケースの外から姿を見ることもないので、いつの間にか子どもたちからも忘れられ・・・。
クワガタムシは5月頃から蛹になるため様子を見るならいまのうちと、昼休みに様子を見てみることにしました。
ケースの中身をひっくり返してみると、大きな幼虫が1匹。秋の記憶では、確か2匹いたと思っていましたが、1匹しか見当たりませんでした。
それでも秋には爪楊枝の半分ほどの大きさだった幼虫が、私の小指ほどの大きさになっていました。
次の夏には成虫になって、子どもたちを楽しませてくれることでしょう。
オスかメスか。実は幼虫でもわかるのですが、それは夏までのお楽しみとしておくことにしましょう。
≪髙木大稔≫