えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

資料館の生物たち(その後)

2017年06月05日 12時57分25秒 | 日記
春に展示を始めた資料館の生き物たち。

元気でいるでしょうか。

まずはエゾサンショウウオ。

卵から孵化し、餌のオタマジャクシの捕獲が追い付かなくなるほど、たくさんの餌を食べ大きくなりました。

どのような姿になっているかというと・・・。




足が生えて、その姿はまるでウーパールーパー(メキシコサラマンダー)の様です。

これから、鰓がどんどんなくなっていき、頭の形が変わってきます。

すると、いよいよ水中生活を終え、陸に上がります。

運が良ければ、上陸の瞬間を見ることができるかもしれません。


次に、シマウキゴリ(ゴダッペ)です。



できるだけ自然な感じで見てもらえるように水槽内をレイアウトしたのですが、
飼育しているうちに、人が近づくと餌がもらえると思い、
上の写真のように集まって来るようになってしまいました。

しかし、水槽に慣れてきたのか、よく動き回るようになったので、
ウキゴリの名前の由来「浮いているハゼの仲間」という意味がよくわかるほど、水面~中層をよく泳ぎまわっています。

来館者からは「昔よく近所の川でとって遊んだ。」「ゴダッペって、まだいるんだ。どこでとったの。」などの声をよく耳にします。

是非一度、資料館にお越しください。

《地域おこし協力隊員 髙木大稔》