えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

外套

2016年10月15日 10時19分22秒 | 郷土資料
皆さんこんにちは(*^-^)ノ
だいぶ寒くなってきましたが、風邪などひかれていませんか?
お出かけの際は暖かい恰好していきましょうね(*^o^*)

というわけで、今回ご紹介させていただくのはこちら!

外套です!
外套とは、防寒などのため、衣類の上に着るゆったりした外衣のことをいいます。コートやマントなどのことですね。
画像の外套は、インバネスコートがアレンジされたもので、「とんび」や「二重回し」と呼ばれるものです(☆∀☆)

インバネスコートは、スコットランド北西部のインヴァネス地方で誕生したことから、その名がつきました。
外套というと、私はなんとなく勝手に大正ロマンなイメージを持っていたのですが、インバネスコートが日本に伝わったのは、幕末から明治の初めころのことだったそうです(´∇`*)
明治20年代頃に、日本で和装用にと手を加えられ、「とんび」や「二重回し」といった外套が登場しました(*^▽^*)

今ではインバネスコート・とんび・二重回しは、混同されて呼ばれることが多いのですが、厳密にいえば少し違うそうです。
インバネスコートは、「取り外しが可能なケープが付いたもの」を指します。
とんびは、「ケープの背の部分と、コートの背の部分が一体化したもの」、二重回しは「袖のないコートにケープを一体化したもの」を指します。
ちなみに、当館に展示されている画像の外套は袖のないコートにケープが一体化していたので、「二重回し」ですね(((o(゜▽゜)o)))

(幌岩 京子)