新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

限界を知ること

2016年05月26日 10時32分41秒 | 写真・エッセー

 昨日、仲間たちと逢った。

 カラオケを少々のあと、お決まりのイッパイ会。

 ゴルフの話題が出た。

 どんな話の展開だったか忘れたが、「頭がよくなければゴルフはダメだ」という話へ進んだ。

 私は「頭が悪いゴルファー」と評価(?)され、

 『頭がいいゴルファー、頭が悪いゴルファー』という本を読まされることになった。

 もちろんこれはその場のジョーク。悪意も善意も他意もない。

 むしろ私が積極的に読む立場を買って出た感じ。

 今の私としては、「頭の良し悪し」よりも「年齢」の方が問題なのだが、与えられた本を読み始めた。

 しかし、いきなり、『まえがき』で引っかかった。気に入らないことが書いてあるではないか!

 『小学生でも還暦をとうに過ぎた人でも……』なんぞと書いてある。

 つまり、還暦あたりが限界で、傘寿をとうに過ぎた私なんぞは、論の対象にもなっていない。

 ウーン・・・・ゴルフをすること自体が論外なのか?

 先日のコンペでは、最下位から数えて5~6位。しかも疲れた。

 ヤッパリそろそろギブアップなのかなァ………?

 でもさァ、本を読み始めた手前、ここでギブアップしたのではオトコが廃るではないか。

 実のところ、このような逡巡はゴルフに限ったことではないのだ。

 基本は『生きる意欲』に繋がるハナシ。

 「検査、検査」で繋いでいるようなイノチに、いやーな気分になっている昨今だしねェ~

 「高齢者の交通事故」や「高齢者の医療費」などが話題になるたび、少なからず肩身が狭いのだ

 そんな風に思っているなら、さっさと逝けよ!と言われそうだな。

 

 今日から伊勢志摩サミットが行われている。

 それに先立ち、昨夜11時ごろから、日米首脳による共同記者会見が行われた。

 話題のトップは、やはり沖縄の「米軍関係者による女性殺人事件」だった。

 「言うだけバンチョウ」と揶揄されたりするオバマ大統領だが、苦悩に満ちた回答だった。

 課題が多いサミットの論議を、安倍総理がどのように裁くのか、期待したい。

 写真は、風に吹かれて飛び立った綿毛が、途中で引っかかっているところ。

 いじらしくも、次の風を待っている。

 

 

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何処かへ続く道

2016年05月19日 07時06分18秒 | 写真・エッセー

 桝添さん、いろいろ取り沙汰されていますが、アンタ、正気なの?

 都民のみなさん、民主主義って聞き分けのいいことなのですか?

 高額海外出張や別荘通い、美術品のネットオークション購入などなど。

 そのほか、ミミッチイ公私混同もありましたねェ。

 いちいち数え上げるつもりはありません。

 ただ、これらがまかり通ってきたという事態が気になります。

 都民の監視、つまり選良たる都議会などのチェックはどのように機能していたのでしょうか?

 東京に限らず、地方の議会はどのようなアンバイなのでしょうか?

 老い先が短いのだから、まアこのような些事はいいとしようか………?

   薫風やどこかへ続く細い道   ひよどり 一平

 疲れたと言いながら、二三日ほど、また何処かへ行ってきます。

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引き算の美学

2015年12月03日 06時46分21秒 | 写真・エッセー

 日本の文化は引き算だとよく言われる。

 確かに俳句について、そのようなことを耳にする。

 「俳句は五七五の17文字。ものが言えない文学だ。極度にまで省略してこそ、世界が拡がる」

 ところが、実作に入ると、あれもこれも入れたくなる。私はそんなクセで駄作を積み重ねているのだから世話はない。。

 写真についても、引き算が肝要なのだとか。

 私にはその「引き算」がよく理解できない。何でもかでも入れてしまいたがる。困ったものだ。

 もっとも、芸術作品をものしようと思っているわけではないのだから、深刻に悩むことはない。

 楽しく撮って自画自賛してオワリ。引き算も足し算も関係なく、単に体力勝負で進むだけのこと。

 写真は、去る11月16日撮影の高崎市明園。

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建国記念の日

2011年02月11日 07時14分00秒 | 写真・エッセー

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 2月11日は建国記念の日です。

 終戦前は、紀元節と言われておりました。日本書紀において、神武天皇が橿原の宮を建てた日として、明治時代に定めたのでそうです。

 ところが、敗戦後、「紀元節を認めれば、天皇を中心として日本人が団結するのではないか」というアメリカの懸念により、紀元節は廃止されました。

 その後、さまざまなアンケート調査等により、日本人の8割以上の人が、「建国を記念する日」の復活を望んでいることが分かりました。

 昭和42年に、「建国記念の日」が制定されました。

「建国記念日」でなく「建国記念の日」としているのは、「正確な起源が分からないのに……」という学者の意見もあり、「記念の日」としたのだそうです。私としては、「そこまでこだわらなくていいではないか」と思いますが、学者とは難しいことにこだわるものです。

 正確かどうかは別として、2000年以前に「この国」が創設されたことは事実なのです。

 私はその日を寿ぎたい。そこに我々の起源があったのでしょうから。その後におけるわが国の運営に、幾つかの不都合があったとしても、それはそれ、これはこれ。どの国だって、さまざまな歴史を歩んできたのです。

 「皇国史観」に賛成できませんが、「自虐史観」はなおさらキライです。

  けふひと日おのれ見詰めむ建国日  鵯 一平

 こんな五七五、とても俳句ではありませんね。 

   別館として、写真俳句ブログの「ひよどり草紙」を開いてます。

 ご覧いただけると嬉しいです。

   → こちら

 

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国民の覚悟

2010年11月04日 07時31分59秒 | 写真・エッセー

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 予想通り、外海が険しくなりましたね。

 根本的には、永年にわたる日本人のノーテンキがもたらした結果ですよ。

「憲法改正はイヤ!」とか、「集団的自衛権は保有しているが、憲法上では行使できないよ!」なんぞと、絵空事を唱えていたら、予想通りに中国やロシアから(実は韓国も)、領土問題でどんどん追い詰められてしまったではありませんか。

 確かにキッカケは、鳩ちゃんによる「普天間飛行場移転」の迷走でした。

 なにしろ、「日本は日本人だけのものではない」とか、「東アジア共同体」などとブツブツ言っていた「日本人離れ」していた坊やだった。あの人は異星人だったのです。

 アメリカとギクシャクし始めていたら、そのスキを突いて、「尖閣諸島問題」や「北方領土問題」に火がついてしまいました。

 今になって、はてさてどうしましょうか。

 もともとは、アメリカから押しつけられた憲法を、「不磨の大典」として押し戴き、「憲法改正は絶対反対!」とか、「集団的自衛権は憲法違反!」と叫んでいた日本人の愚かさが根本原因だったのです。

 日本人の多くは、「自分の力で自分たちの國を守る」という気概も覚悟もありませんでした。平和憲法を掲げていれば、善良なる隣国は攻め入って来るはずがないと信じていたのですから、呆れた話でした。

 ところが国際情勢は、そんな甘くはありませんでしたね。善良な隣人どころか、世界は虎や狼や毒蛇がウヨウヨ。

 昭和20年8月、「日ソ不可侵条約」を一方的に破棄し、ソ連が北からから攻めて来て、北方4島を占領してしまったのです。日本からすれば、理不尽な蹂躙でした。

 その実効支配のレベルをさらに上げるため、大統領の北方領土訪問だったのです。

「日本には軍事力がない。アメリカともギクシャクしている。今がチャンス」、とばかりの行動でした。機を見るに敏です。

 尖閣諸島はもっとひどい。日本の領海内で操業していた酔っぱらい船長の中国漁船が、日本の巡視艇に衝突してきたのです。「日本は何もできはしない。どこまでやれるか試してこい」とでも言われてきた漁船なのでしょうか。もともと工作船かもしれませんね。

 ロシアも中国も、日本やアメリカの本気度を探りにきているのでしょう。

 日本国が果たして本気になって怒れるか。怒る気力があるか。アメリカがどこまで介入してくるか。日米安全保障条約が、どんな機能を発揮するか。日米の紐帯に毀損はないか。

 試したいことは沢山あるはずです。ダメでモトモトだから、中ソにしてみれば気楽です。

 もう間に合わないかもしれませんね。アメリカだって、いつ日本を見捨てるか分かったものではありません。なにしろ日本は、自分たちで自分たちの國や国民を守ろうとしていないのですから。そんな國を、自国の血で守るはずはありません。アメリカにとってトクなときだけ、日米安保条約が機能するのです。

 小沢一郎は国連主義を標榜しています。チャンチャラ可笑しい。国連はもともと日本を敵国として作られた機能です。米英仏ソ中五カ国だけが、拒否権をかざして国際社会を壟断するための機関です。公正性が期待できるはずはありません。日本はカネだけを毟り取られています。

 国家とは、「領土、国民の生命と財産、國の主権」を守る存在です。

 本来は日本が、自国の力でそれを行うべきなのです。

 今はそれができない。もちろん、今さら核武装もできない。だから日米安保条約だったのではありませんか。

 国民の胸の中に、国家の概念がありますか?国防の意識がありますか。覚悟ができていますか。

 理屈をこね回していても、強いヤツには敵いません。日米中の正三角形なんぞはありえない。我が国が核武装できたらの絵空事です。

 今は日米安保条約を確固たる対等なものとすべきです。それにはギブアンドテイク。

 憲法を改正し、集団的自衛権を行使可能にすべきなのです。

 それとも、中国、ロシア、アメリカに分割領有されることで甘んじますか。

 ここは国民の覚悟次第のように思います。

 

  

コメント (8)
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