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鶏頭を拳でこんと小突きけり ひよどり 一平
(けいとうをこぶしでこんとこづきけり)
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見事な鶏頭であった。こんな鶏頭が庭いっぱいに拡がっていた。
声をかけて撮らせてもらった。
無断で撮るには申し訳ないほど、立派な鶏頭だった。
撮影後、拳で鶏頭の頭を「こん」と小突いてみた。鶏頭は小さく揺れた。
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鶏頭を拳でこんと小突きけり ひよどり 一平
(けいとうをこぶしでこんとこづきけり)
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見事な鶏頭であった。こんな鶏頭が庭いっぱいに拡がっていた。
声をかけて撮らせてもらった。
無断で撮るには申し訳ないほど、立派な鶏頭だった。
撮影後、拳で鶏頭の頭を「こん」と小突いてみた。鶏頭は小さく揺れた。
花芙蓉けふに限りて余所余所し ひよどり 一平
(はなふようきょうにかぎりてよそよそし)
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なぜそうなのか解らないのだが、どんなに綺麗に咲いた花でも、機嫌のいい日と悪い日があるように思う。
今朝早く起きて、丹念に撮影したこの芙蓉にしてもそうだ。今朝はどこか余所余所しい。
雨に降られながら撮影したカメラマンの身にもなって欲しいのだが。
それが芙蓉の花らしいところかもしれないが。
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今朝の雨かくも芙蓉に優しかり ひよどり 一平
(けさのあめかくもふようにやさしかり)
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8月31日朝 7時 霧のような雨。
秋暑し連れ立ちて出る浜離宮 ひよどり 一平
(あきあつしつれだちてでるはまりきゅう)
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今朝は雨。かなり激しく降っている。
この雨をきっかけに、すーっと秋を招きこんでほしい。
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私は同窓会とかクラス会は好きでない。
出席したいと思わないし、あまり出席したこともない。
一方、仲間内の飲み会やゴルフコンペは嫌いではない。むしろ積極的に参加するほうかも知れぬ。
つまり人間嫌いではないのだ。
カメラ愛好者による撮影会などには、よく参加するタイプだったように思う。
しかしこの頃は、すっかり遠のいてしまった。
いまはもっぱら単独行。気が向けば進むし、気が向かなければストップ。
従って、俳句のように、「連れ立ちて出る」なんてことはない。
(写真は裏磐梯の秋元湖 2004年9月1日5時11分撮影)
秋暁や心おのづと整へり ひよどり 一平
(しゅうぎょうやこころおのずとととのえり)
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あの頃の撮影地はもっぱら裏磐梯と奥日光でした。
奥日光は日帰りかせいぜい一泊でしたが、裏磐梯は日の出を狙ったので三泊コース。
今や活動範囲を狭め、安全、安全の日常です。
当然のことながら、淋しいです。
亡き人と語りしところ鶏頭花 ひよどり 一平
(なきひととかたりしところけいとうか)
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朝からのこの倦怠感はなんだ?
今までに感じたことのない新しい状態だ。
ふーむ。