新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

花筏

2013年03月31日 08時55分18秒 | インポート

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 このあたりの桜は、やはり昨日が盛りだった。

 今日は朝から小雨。寒さが戻った気配である。

   花筏人なき街を流れけり  鵯 一平

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果てはひとり

2013年03月26日 09時06分00秒 | 写真俳句・エッセー

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 昨日は朝から雨っぽい感じの日でした。

 反面、今日の日差しは暖かい。しかし、風が冷たいようです。

 お花見の日和も、今日あたりまでなのでしょうか。

 若さがあれば、花見の宴へと繰り出すでしょうが、今の私には、そのような気力はありません。

 あの若かりし頃、座のみんながシートを被って雨をしのぎ、ワイワイ騒いだこともありました。

 バブルが弾ける前でしたから、懐の中身には頓着せずに、お互いに煽り合って高揚していたのですね。あのような雰囲気が、バブルを再生産していたのでしょうか。

 バブルの最盛期と言っても、正直なところ、わが財布はさほど膨らんではいませんでした。

 にもかかわらず、「世界第二位の経済大国」というムードに、知らず知らずに踊らされ、分不相応な放埒を働いていたような感じがします。

 病魔に取り憑かれたのも、むべなるかなと得心している次第。

 しかし、今になってなお、深く反省しているとは言いがたい私がいます。遠くに薄くかかった虹を見た感じは確かでしたから。

 もはやあの高揚感を取り戻すことはできませんね。

  花の宴やがて一人となりにけり  鵯 一平

 

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迂闊な日々

2013年03月23日 15時24分33秒 | 写真俳句・エッセー

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 今年の季節は、春になってからも、かなり異例な展開となった。暖かかったり寒かったりの差が激しく、対応するのは容易なことではなかった。

 もっとも私の場合、寒い状態に併せて着ぶくれることに決め、細かな神経は使わない。なまじ気温に対応しようものなら、タイミングを失して風邪をひく恐れがある。昨年の春は、気温対策に失敗し、記憶が飛ぶほどの高熱に見舞われた。つまり、迂闊だったわけである。

 同じ失敗を繰り返さないため、低温の日に備えて着ぶくれたという次第だ。

 何事によらず私は迂闊。つまり、慎重さに欠くのだ。承知していながら繰り返しているのだから、迂闊と言うよりは、むしろ愚かと言うべきかもしれない。

  迂闊にも恋猫を見て見詰めらる  鵯 一平

 

 

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